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武尊が告白“スーパーレック戦を急遽受けた理由”“痛みで意識が飛びそうに”想像を超えた激闘語る

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2024/03/02(土)UP

武尊がトークイベントでスーパーレック戦を振り返った

 1月29日、武尊初の自著『ユメノチカラ』(徳間書店)が発売された。この出版を記念して、3月2日(土)に徳間書店にて武尊のトークイベントが開催。
 本のタイトルにもなった夢の力や、今年1月のスーパーレックとの激闘について語った。武尊はスーパーレック戦で左脚と上腕を筋断裂、左ヒザを2箇所骨折し、肋骨も痛めるほどの壮絶な闘いを見せた。

【フォト】武尊とスーパーレック戦でローを被弾!試合後ドス黒く腫れ上がった脚も

笑顔でファンに手を振る

 イベントのトーク内容は、今年1月28日のONE日本大会でのスーパーレック戦が中心に。1月に入り、対戦相手が予定されていたロッタン・ジットムアンノン(タイ)からスーパーレック・キアトモー9(タイ)に急遽変更となったことは、記憶に新しい。

 武尊は「ずっとロッタンの対策を半年近くやっていたんですけど、試合を流すわけにいかないし、相手もスーパーレックでロッタンに勝ってる選手。タイトルマッチだし、やらない理由はなかった」と試合を受けた時の心境を話す。通常、一世一代の勝負で半年間で対戦相手に向けた練習の戦い方を体に染み込ませ、1ヶ月前に突然違う選手に変更になり、さらに全くタイプの王者と戦うことになれば、それは勝てる可能性が低くはなるだろう。半年前からスーパーレック対策をしていたのなら、試合内容も変わっていたはずだ。

 続けて「(相手が変わって)余裕はなかったですけど、やってきたことは自信があったので、こんだけやって勝てなかったらもう良いだろうという気持ちはあった。今までやってきたことをぶつければいい」と覚悟を決め試合に臨んだようだが、戦い方がロッタン仕様から抜け出していないように伺えた。

 試合は激闘を繰り広げた。3Rにボディを効かせた場面の手応えを聞かれると「効いてるのは感じましたけど、僕も効いてた。脚も筋断裂していたので、踏ん張りが効かなかった。パンチも強く打ちたいけど打てない状況で、4Rくらいから、脚の痛みで意識が飛びそうになった。初めての感覚でした」とギリギリの状況で戦っていたことを振り返った。
 強烈な右ローキックを何度も被弾した武尊は、試合後に左脚の筋断裂と左ヒザが2箇所骨折したことを明かしていた。

 対戦したスーパーレックに関して、武尊は「強い選手だった。普通なら心折れるタイミングでも折れないし、選手としての強さを感じました」と実力を認めた。

 なお、今回発売になった『ユメノチカラ』では、K-1三階級制覇、10年間無敗、世界の格闘技界にその名を轟かせた武尊の紆余曲折の半生が語られており、武尊は、集まった80名のファンへ向てメッセージ。「メンタルの整え方だったりとか、悩みを抱えてる人に参考になればという目線でも作らせてもらった。気持ちの整え方、考え方のアドバイス的なところも書いているので、そういうところを見て欲しい」と説明。
 本のタイトルについては「自分は格闘家になりたい、K-1チャンピオンになりたい夢を持っていた。その夢に向かう力が強かったので、(ここまで)突き進んでこれた。夢・目標を持つ大切さを伝えられたら」と述べた。

 またイベント後半には、サイン本の手渡しと写真撮影も行われ、ファンとの交流を深めていた。

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