【ONE】修斗女王・澤田千優、強豪ラズワンとの激突に「倒してランキング入りする」=3.9
3月9日にタイ・バンコクのルンピニースタジアムで開催される格闘技イベント『ONE FIGHT NIGHT 20』の女子アトム級MMAマッチにて、同級5位のジヒン・ラズワン(25=マレーシア)と対戦する、修斗世界女子アトム級王者・澤田千優(26=TEAM AKATSUKI)が試合前のインタビューに応じ、「まずはここで倒してランキング入りする」と語った。
【動画】澤田がアメリカーナで鮮やか一本勝ち!(23年 ONE前戦)
澤田は15年アジア・ジュニア選手権や18年全日本社会人選手権を制した実績を持つレスリングエリート。21年に修斗でプロMMAデビュー、昨年の修斗「インフィニティリーグ2022」で優勝し、初代女子アトム級王者に。昨年2月のONEルンピニー大会で一本勝ちを収めた。前戦は昨年12月の修斗女子大会で、中村未来に1R一本勝ち、初防衛に成功している。
対するラズワンはマレーシア出身の人気選手。20年12月にはビー・ニューイェン、22年2月に山口芽生、同年3月には平田樹と次々と強豪を撃破した。同年9月にはスタンプ・フェアテックスに判定負けしたが、昨年9月に一本勝で再起した。
本戦デビューでいきなりのランカーとの対戦だが、澤田は「ありがたい。良いチャンスを与えてもらい、ありがたいと思った」と笑顔。
相手のラズワンについて、山口や平田と戦っていることから以前から注目ていたとし、試合映像で研究しながら対策を立てたという。その印象を「バランスのいい選手。上半身も下半身もしっかりしていて、自分より大きい身体を持っている」とまずはフィジカルや体格の部分を警戒。
その上で、澤田より身長の高いラズワンの上から振り下ろすヒジや、離れ際のヒジを“一発もらったらヤバイ」と、回避すべき攻撃と気を引き締める。
また、ラズワンは思い切りの良い打撃としつこい寝技、特に下からの仕掛けを得意とする。レスリング出身でトップからの攻めを得意とする澤田はこの点いついて「(テイクダウンで)倒してからの展開、または倒すまでの展開が重要」といい、さらに自身のこれまで課題である、タックルに入りテイクダウンするも、相手選手から下からガードで固められてしまう傾向について、今回は「突っ込み過ぎずにいく」と、ラズワン戦への準備を通し、自身の動きの進化にも繋げる構えだ。
スタンド打撃についてもここ半年以上、レスリングスタイルを活かした打撃のブラッシュアップに努めてきたといい、この点の成長具合も、勝敗の争点となる部分だろう。
澤田ペースになれば、グラウンドでのトップゲームの展開が大いに期待されるが、そこでのフィニッシュについて「(鉄槌での)フィニッシュもイメージしています。一度削って、ダメージを与えて終わりでも良いし、そのままフィニッシュでも良いし、どちらに転んでも良い様にイメージしています」と、勝ち急いだり、焦る事なく、自分の戦いをすることに集中している様子だ。
澤田は最後に目標として、「まずはここで倒してランキング入りする。その上でもっとレベルの高い選手と戦わせていただくことで、後々に(その時も)チャンピオンだったらスタンプ選手と戦う。ベルトを担げるようになるのが目標です」と力強く語った。
いきなりランカーとの対戦となった澤田。ONE本戦デビューはどの様な戦いとなるのか、期待だ。
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