王座陥落の井岡一翔「1R目が大きな分かれ目だった」戦略について明かす
7月7日(日)東京・両国国技館で行われた[WBA・IBFスーパーフライ級王座統一戦]では、WBA世界同級王者・井岡一翔(志成)が、IBF同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)に、1者はフルマークをつける“完敗”で3-0判定負け。
井岡は試合後インタビューで、1Rから接近戦を挑んだ理由や「1R目が大きな分かれ目だった」と、その結果・手ごたえについても明かした。
【フォト】井岡がマルティネスにボディを効かせる!“フルマーク負け”のスコア表も
試合は1Rから接近戦でマルティネスが強烈なコンビネーションを連打。井岡も左ボディを効かせ、マルティネスを止める場面も。
しかし、その後もマルティネスが強烈なコンビネーションで、井岡の顔を跳ね上げ続ける。採点の1人はマルティネスにフルマークをつけるなど、アルゼンチンの王者が圧勝で2団体統一した。
井岡は試合後インタビューに応じ、試合の結果について「1R1R、全身全霊で戦っていた結果の12R。判定まで考えず倒すつもりで戦っていた。(採点は)勝ったか負けたかわからなかった。勝敗を分けたものも、今は正直わからない」とポイントを重視せず、倒しに行っていたという。
序盤から前に出てボディを効かせたが「それも一つの作戦。マルティネス自身が相手を下がらせることを得意としている。そこを逆に前に出て彼を止めたい、その距離のボクシングを上回りたいと考えていた」と相手の土俵で上回りたかったとする。
結果、被弾しつつもボディを効かせることが出来、井岡は「1Rに絶妙なタイミングで左のボディが入って、そこでしゃがむか、しゃがみ込まないかというのが、一番の大きな分かれ目だった。それでも手ごたえを感じ、ボディが削れてるなという認識で進めていた」と1Rでのボディが一番のキーだったのこと。対するマルティネスもボディがかなり効いたと語っていた。
しかし相手は「ディフェンスもレベル高い。ガードした時の体の厚みも凄かった。ガードも硬いし、でっかいサンドバッグを叩いているようだった」と最後まで効かせきることが出来なかったと言う。
マルティネスのパンチについては「効かなかったけど、パンチ力はあるので体ごと持っていかれるような、バランスが崩れるような」とパワーを感じたと言う。
判定は3-0。採点表ではフルマークで井岡が負けと判断したジャッジがいたが、「それはジャッジが判断すること」と語る。今後についてはまだ判断できないというが、今後の方向性にも注目が集まる。
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