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武居由樹、比嘉大吾との初V戦は「気を抜かない、バチッとKOする」八重樫トレーナーも警戒

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2024/07/16(火)UP

武居が初V戦に臨む

 9月3日(火)東京・有明アリーナでプロボクシング[WBO世界バンタム級タイトルマッチ]として王者・武居由樹(大橋)が同級1位・比嘉大吾(志成)との初防衛戦を行うことが、16日の会見で発表された。
 武居は「バチっとKOする」とKO勝利宣言。対して比嘉は18年以来6年ぶりの世界戦に「気を引き締めて前に出る」と激闘を予告した。

【フォト&動画】比嘉の見事な“逆三角形”ボディ、剛腕の衝撃KOの瞬間

 武居は今年5月、WBO世界バンタム級王者ジェーソン・モロニーに挑戦すると、3-0判定勝利。プロボクシング9戦目で世界王座を戴冠した。

 挑戦者の比嘉は17年にWBC世界フライ級王座を獲得も、3度目の防衛戦で計量失敗し王座剥奪。20年に再起すると12月、WBOアジアパシフィック・バンタム級王者となった。
 15試合連続KO勝利という日本記録を持つハードパンチャーで、前戦は昨年大晦日ナワーポン・ソー・ルンヴィサイにKO勝利している。

左から八重樫トレーナー、武居、大橋会長

 会見で武居は比嘉について「ガンガン前に出て、気持ちが強いハードパンチャー」と評し「自分もそれに対応してバチっとKOで倒す」とKO勝利宣言する。
 比嘉のパワーとパンチについては「気を付けたい部分は、気を抜かないこと。初防衛戦は難しいと言われてるが、K-1時代からやってきてるので気は抜けてない。当日も緊張感を持ってバチバチの試合出来たら」と緊張感のある激闘を予想した。

 また八重樫トレーナーは、自身は比嘉と野木丈司トレーナーの下で共に練習した親交があると言い「(比嘉は)突破力のある選手。武居の距離や独特のタイミングを突破された時にどうするか」と警戒する。

比嘉はキャンプ地からリモートで会見

 対して比嘉は、キャンプ地の長野県・霧ヶ峰からリモート会見に応じた。
 比嘉も武居の印象を「パンチのある選手。すぐ終わったり終わらされたりする可能性があるので、気を引き締めて前に出たい」とこちらも警戒しながらの打ち合いを示唆する。
 続けて武居について「教科書にない変則的なパンチを打ってくる。初めての経験だと思うので、うまく見て色々やっていきたい」と練習に意気込んだ。

 今後の練習について武居は、井上尚弥の集中トレーニングに参加し、今月2回の合宿に行き「かなり追い込んでいく」と言う。
 比嘉は現在「走り込み中心の体力トレーニング」を行っており、今後は「スパーリング中心」の実践練習に入る。

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