須﨑優衣に勝利したインド選手が引退宣言、計量オーバー失格に”陰謀説”も
8月7日(現地時間)に開催されたパリ五輪レスリング50kg級一回戦で、須﨑優衣(キッツ)に勝利したインドのビネシュ・フォガトが、決勝戦を前に体重超過により失格となり、自身のSNSにて8日、引退を表明。インド国内で提訴や陰謀説まで上がっている。
【フォト】体重超過のフォガト、点滴する痛々しい姿!須﨑に勝つ瞬間(動画)も
須﨑から勝利したフォガトは決勝まで進出して、サラ・ヒルダーブラント(米国)と金メダルをかけて対戦する予定だった。だが、決勝戦の前に行われた計量で約150gオーバーとなり、失格になってしまった。
リオ五輪レスリング金メダリストの登坂絵莉は、7日に自身のXでレスリングの計量について「1日目 計量 → 1回戦から準決勝。2日目 計量 → 決勝や敗者復活戦2日間とも計量します」と説明。フォガトは、2日目の計量で体重超過ということになった。
失格が決まった直後、フォガトは8日に自身のXで「私は負けました。ごめんなさい。私の勇気はすべて折れてしまいました。私には今これ以上の力はありません。さようならレスリング」とコメントを書き込み、引退を宣言した。
このニュースはインド国内にも広まっており、インドのニュースチャンネルの『Aaj Tak』はリアルタイムで次々と続報記事を掲載している。同チャンネルによると、フォガトにレスリングを教えていた叔父のマハヴィル・フォガト氏は、「まだまだプレーできる。引退の決断を変えるべきだ。落胆しないで、2028年のオリンピックに向けて準備を始めてもらいたい」と現役続行を勧めた。
また、フォガトの義父ラジパル・ラティは、「陰謀を否定することはできない。体重超過が100グラム以上であるため失格となったが、髪の毛の重さは300グラムだ」と髪を切ってまで臨んだ計量に不備があったのではと訴えている。
そして、インドレスリング連盟が世界レスリング連盟に異議申し立てをする騒動になっていると一部メディアが報じているため、その後の行方が気になるところだ。
敗北した須﨑は3位決定戦で銅メダルを獲得して、すでに次のオリンピックへ向けて気持ちを切り替えたばかり。その須﨑に勝ったフォガトが、失格や引退騒ぎを起こすなんて誰が予想していただろうか。明暗が分かれた2人は、どちらが勝者か敗者か分からない結末になっている。
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