”性別問題女子ボクサー”が金メダル!全試合1点も許さず「スーパーウーマンだ!」と賛辞も懐疑的な声
8月10日(土)パリ五輪の[女子ボクシング ウェルター級(66㎏)決勝]では、性別問題が議論されているイマネ・ヘリフ(アルジェリア)がヤン・リウ(楊柳=中国)に5-0判定勝利。全試合で1ポイントも許さずに金メダルを獲得したがネットでは懐疑的な声もある。
へリフは1日、シードの2回戦でイタリアのアンジェラ・カリーニと対戦するも、相手が開始46秒で棄権で勝ち上がり。相手陣営はへリフの性別へ疑義を主張していた。
3日の準々決勝ではハンガリーのアンナルツァ・ハモリと対戦し、5-0の判定勝利。6日の準決勝では世界選手権で銀メダルだったヘリフはジャンジェン・スワンナペン(タイ)と対戦し5-0で判定勝ち、そして今回の優勝と、全試合で相手に1ポイントも許さず勝利した。
ネットで金メダル獲得を伝えたパリ五輪の公式Xでは「あなたはスーパーウーマンだ!」「立派な女性だよ」と称える声や「おめでとう、男が女子の試合で勝った」と皮肉の声もあった。
へリフはフェザー級の台湾のリン・ユーティンと共に23年のIBA世界選手権での検査数値が”高すぎる”とされ、失格となっている。IBA会長のウマル・クレムレフ氏(ロシア)が、両選手が”XY染色体(男性)”を持っていたと語っていたことから、ネットでは「男性が女子の試合に出場している」と炎上していたがIBA側は検査内容は秘匿とし、公開を拒否している。
2人はパリ五輪出場で物議を醸したが、IOCの広報はIBAの検査を「でっちあげられたもの」とし、ヘリフについては「アルジェリアのボクサーは女性として生まれ、女性として登録され、女性として人生を送り、女性としてボクシングをし、女性のパスポートを持っている」とあくまで女性であると主張。さらに「これはトランスジェンダーのケースではない。男性と女性が戦っているという誤解があるが、事実ではなく科学的なコンセンサスがある」と声明を出すなどし、2人が女性であることが次第に周知されはじめてきた。
それでもまだ尾を引きそうな議論、収束なるか。
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