井上尚弥、高速連打でKO宣言！「判定は許されない、ドヘニーをしっかり仕留める」＝公開練習

2024/08/21（水）UP
（最終更新：2024/08/22 11:17）

　9月3日（火）東京・有明アリーナで行われる［４団体世界スーパーバンタム級王座統一戦］に向け、4団体統一王者・井上尚弥（大橋）が公開練習を行った。　井上はシャドー3R、ミット打ち2Rを行い、シャドウでは高速連打を披露さらに、サンドバッグ打ちでは鋭いジャブ、そして強烈なボディブローを何度も突き刺し、取材陣を驚かせた。

【フォト＆動画】井上尚弥が公開練習で見せた高速連打と強力ボディブロー！

　井上は27勝（24KO）無敗、米RING誌のPFP（パウンドフォーパウンド）ランキングでも現在2位で今回が同級で4戦目だ。対する挑戦者、TJドヘニーは26勝（20KO）4敗で元IBF世界スーパーバンタム級王者、現在3連続KO勝ちで5年ぶりの世界王座復活を狙う強打のサウスポーだ。

　井上は公開練習前の記者会見で、好調をアピール。メキシコから４人のスパーリングパートナーを招聘し、現在まで89ラウンドを消化、全てドヘニーに合わせたサウスポーだ。
　井上は「判定決着は許されない。仕留められる瞬間に仕留めるのがベスト」と語り、KOに強い意欲を見せた。また今回の「井上尚弥はまだ完成していない」というキャッチコピーについて問われた井上は「自分でもどこが完成なのかわからない。まだまだ進化している姿を見せられたら。楽しみにしていただけたらと思います」と前回のネリ戦よりもさらに進化した姿を見せることが今回のテーマとした。

　今回井上は2017年以来の年間3試合ペースでの調整。「動けても疲労を持ち越さないように、オーバーワークにならないように」と真夏の調整にも万全の様子だ。会見に同席した大橋会長からは「スパーリングが終わってから今日調子すごい良いと言葉をかけた回数が1番多かった」と井上の状態に太鼓判。父の真吾トレーナーも「冷静さをしっかり試合に持っていければ問題ない」とコメントした。
　試合まで2週間、さらに練習を追い込み、減量の調整も待つ。9月3日、更に“進化した”井上尚弥の仕上がりに期待される。

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