井上陣営ドヘニーを警戒!その一撃、さらに計量から試合まで12kg増量の過去
井上尚弥は昨日、大橋ボクシングジムで行われた公開練習に臨んだ。記者会見で井上陣営はTJ・ドヘニーのパワーを警戒している様子を見せた。過去には井上がその一撃の強さを警戒しており、今回も井上は「ドヘニーがやってくることはわかってる。判定で勝とうという気はさらさらないだろうし、だからこそ気をつけないといけない。」と語った。父・真吾トレーナーからも「周りの言っているイメージは持っていない」とコメントし、年齢は関係ないとした。
それもそのはず、ドヘニーは昨年10月のジャフェスリー・ラミド(米国)戦で、前日計量をスーパーバンタムの55.2kgでパスも、試合当日には体重を67.5kgに戻し12kg増量の巨体に。まるで風船のような収縮可能なボディ!試合ではそのパワーでラミドを1ラウンドTKO勝利した。
67.5kgというと6階級上のスーパーウエルター級(66.68 – 69.85kg)だ。その一つ上は村田諒太が活躍したミドル級だ。ドヘニーは、井上戦でもこのリカバリーで来るだろう。
一方の井上は過去にマーロン・タパレス戦では当日体重が61.4kg と発表されていているため、ドヘニーと5kg以上の体重差で当日を迎える可能性が高い。
近年、MMAでは10kgレベルの増量は見られるが、やり方としては、専門のトレーナーがつき、水分がなくなったスポンジに化したボディにビタミンや栄養豊富なドリンクを15分おきにゆっくり飲んで回復させる、いわゆる”水抜き”である。慣れていないとお腹が張りボディを狙われてKO負けすることに陥るなどリスクも伴う。
井上はかつてバンタム級で3階級制覇に挑戦したタイトルマッチでは、12kgのリカバリーを行ったジェイミー・マクドネルに1RでKO勝利している。当時、マクドネルが計量に成功していたのかどうかはわからないが、バンタム級の12kg増量とスーパーバンタム級の12kg増量では、増量の比率も変わってくる。昨日の公開練習でも強烈なボディをミットに何発も叩き込んでいた井上。体格の大きなマクドネルを倒したボディ打ちでドヘニーもマットに沈めるか。
▶次ページは【フォト】ドヘニーのバキバキ前日計量と試合時の増量ボディ
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・井上尚弥、高速連打でKO宣言!「判定は許されない、ドヘニーをしっかり仕留める」=公開練習
・【RIZIN】メイウェザー「安保は俺が倒す」との挑戦に、安保は「今すぐやろう」と自信満々
・平本蓮の”ドーピング疑惑”に榊原代表「検査を行っている」結果の発表待ちと明言
・2冠王者・佐々木尽の相手が筋骨隆々すぎると話題に「こんなバケモンと試合するの」(ファン)=9.3 有明アリーナ
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!