亀田和毅、勝利後早くも”パワーアップ”練習開始！IBF世界王者レオには「十分チャンスある」

2024/08/25（日）UP
（最終更新：2024/08/25 17:55）

　24日大阪・大和アリーナで行われたプロボクシング［IBF世界フェザー級指名挑戦者決定戦］で、レラト・ドラミニ（南アフリカ）に判定2-1で勝利し、世界挑戦者権を獲得した亀田和毅（TMK）が、25日の一夜明け会見で、早くも練習を開始した。
　父・史郎氏の指導の元、総重量15kgのスーツを着用するなど”亀田流”のパワーアップ練習で、3階級制覇を狙う。

【フォト・動画】和毅が15㎏のスーツ着てハンマー打ち！昨日の”ダウン奪取”の瞬間も

　和毅は昨年12月にドラミニとのIBF2位決定戦で、判定1-2の惜敗。
　今回は父・史郎氏をトレーナーに迎え、前回とは一転、前へ前へと圧力をかけ、5Rにはダウンも奪いテクニシャンのドラミニに勝利した。

　会見で和毅は、試合を振り返り、とくに5Rのダウン奪取については「あの展開のまま普通に倒していたら、俺は勘違いしていた。世界戦になったら、もっとタフな展開になる。ほんまに良い勉強になった」と謙虚にコメントした。

　今回の勝利で和毅は、IBF世界フェザー級王者アンジェロ・レオ（米国）への指名挑戦権を獲得。亀田陣営は指名試合の期限は2月10日と確認しており、王者が他団体との統一戦を行わない限り、IBFからレオ陣営と亀田陣営に指名試合の交渉指令が出ることになる。

　和毅は王者レオとは21年の10月、ラスベガスで合宿していた際に6ラウンドと4ラウンドの2回スパーリングをしたことがある言う。

　和毅はレオの印象を「レオはパンチがあるし、手数も出してくる。自分は好きなタイプ。レオのタフさはドラミニと同じくらい、パンチはあるけど、テクニックは無いから、十分チャンスはあると思う」と王者との対戦を想定しても自信を持っている様子だった。

　隣で話を聞いていたトレーナーの史郎氏は「もっともっとパワーアップして、相手を追い詰めてレフェリーに止めてもらえるくらいにならんと。今の和毅は休んでる暇はない」と試合翌日から、早くも練習を行うと言う。

　会見後には上半身に着用する重りの入ったベスト、手首と足首にも重りを付けた総重量15kgのパワーアップ用のスーツを着用して早速トレーニングを開始。
　ハンマーをタイヤに真っすぐ振り下ろす“ハンマー”、亀田家の昔からのトレーニングで丸太を担ぐ“ゴロン棒”など、亀田流のパワーアップトレーニングで汗を流した。

　”新スタイル”で挑戦権を勝ち取った和毅は、更なるパワーアップで王者レオを撃破なるか。

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