【ONE】スーパーレック、王者ハガティーとバチバチ睨み合い！「勝つのは私、ベルトを持ち帰る」=前日計量

2024/09/06（金）UP
（最終更新：2024/09/06 20:25）

　9月7日（日本時間）に米国コロラド州デンバーで開催される格闘技イベント『ONE 168』の前日計量が6日に行われた。
ONEバンタム級ムエタイ世界タイトルマッチ（145ポンド／65.77kg）にて対戦する、王者のジョナサン・ハガティー（英国）が144.75ポンド（65.65kg）、挑戦者でONEフライ級キックボクシング世界王者のスーパーレック・キアトモー９（タイ）が144.25ポンド （65.43kg）で共にパスした。

　スーパーレックは鋭いキックや肘を武器に持つONEフライ級キックボクシング世界王者。今年1月の日本大会で元K-1王者の武尊と対戦し、大激闘の末に判定で競り勝った。今回は階級を上げて、ムエタイの王座獲得に挑む。

　対するハガティーはONEバンタム級キック＆ムエタイの同時2冠世界王者。保持するムエタイ世界王座は昨年4月のタイトル戦で、当時の絶対王者と言われたノンオーから1R KO勝ちで奪い取ったものだ。

　両者はONE参戦以前の18年に英国で対戦しており、その時はスーパーレックがカットを奪いフィニッシュ勝利。しかしこのストップによる決着に納得いかなかった観客からはブーイングが上がったという。

　共に仕上がった肉体で万全のコンディションをアピール。フェイスオフでは共にバチバチの睨み合いだが、王者のハガティーが両拳を固めながら顔を近づけ威嚇するのに対し、挑戦者のスーパーレックは両手をポケットに突っ込んだ余裕の態度だ。

　スーパーレックは「このバンタム級でナンバーワンの選手だ。しかし勝つのは私。明日は母国タイにベルトを持ち帰る」と自信の表情だ。

　一方のハガティーは「彼がパウンド・フォー・パウンドの存在であることは間違いない。前回の対戦は私にとって“学び”の時だった。しかし今回は“証明”の時だ。やってやる」と王者として雪辱を果たすことを誓った。

　KO決着必至のタイトル戦。勝利の女神が微笑むのは、スーパーレックか、ハガティーか。

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