【K-1】元2階級制覇王者・卜部功也が引退セレモニー「兄弟対決」振り返り、新たな挑戦へ

2024/09/29（日）UP
（最終更新：2024/09/29 23:18）

　9月29日（⽇）東京・国立代々木競技場第二体育館で開催された『AZABU presents K-1 WORLD MAX 2024』にて、元K-1 WORLD GP世界2階級制覇王者の卜部功也（34=ALONZA ABLAZE）が引退セレモニーを行った。

【フォト＆動画】卜部功也の引退セレモニー、武尊もリングイン！激闘のKOシーンも

　09年にプロデビューした卜部は『K-1 WORLD MAX 2011 -63kg Japanトーナメントで準優勝し注目を集めると、15年1月にトーナメントを制覇してK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級初代王座を獲得。その時の決勝戦の相手は兄の弘嵩だった。同年11月には同級王座の初防衛戦で弘嵩と再び対決も、KO負けで王座陥落した。この2度にわたるベルトをかけた“兄弟対決”は大きな注目を集めた。

　翌年にK-1 WORLD GPスーパー・フェザー級世界最強決定トーナメントで優勝し、18年3月にはK-1 WORLD GPライト級王座を戴冠、2階級制覇を達成した。そして今年3月、2年8カ月ぶりに復帰し鈴木勇人と激闘の末に判定負け。6月に引退を発表した。通算戦績は52勝（13KO）11敗。

　リングに上がった卜部は関係者やファンに感謝の気持ちを述べると「ベルトを懸けた2度の兄弟対決は忘れられません」とK-1時代を振り返り「引退後もALONZA ABLAZEの選手たちとK-1のリングで戦っていきます。そして自分の人生を変えてくれたK-1に恩返しできるように挑戦していきたいと思います」と、これからは自身のジム「ALONZA ABLAZE」から多くのトップ選手を育てていくことを誓った。

　リング上で兄の弘嵩、武尊、宿敵ウェイ・ルイ、家族から花束を受け取った卜部。10カウントの引退ゴングを耳にしながら、現役生活に終止符を打った。

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