2024/12/16（月）UP
（最終更新：2024/12/16 19:05）

ついに［武尊vsロッタン］が正式発表

　25年3月23日（日）さいたまスーパーアリーナで開催される『ONE 172』にて、武尊（33=日本/team VASILEUS）ロッタン・ジットムアンノン（27=タイ）が［フライ級キックボクシング（5分5R）］でついに戦う。
　16日に都内で両者が出席した会見が行われ、武尊は「次のことは一切考えていない、格闘技人生を全て出し切る」と意気込み、ロッタンは「隙を見せた瞬間に終わらせる」とKO宣言した。

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　武尊は会見に登場すると「やっとロッタン選手と戦える。どちらかが壊れるつもりの殴り合いをやるつもり。世界でこれ以上、噛み合うファイターはいない。ロッタン選手、よろしくお願いします」と、同席するライバルに改めて熱くメッセージした。
　続けて「現役の最終章、集大成を日本の皆の目の前で、勝つ姿を見せる」とも意気込む。

命を懸けると意気込む武尊

　長くK-1のベルトや団体を背負って戦ってきたという武尊だが「この試合は、格闘家として集大成、本当に自分のために思い切り戦いたい。格闘家として満足できる、本当の壊し合いが出来る相手。格闘家人生だけじゃなく命を懸けた試合をしようかなと思う」と今回は、自分のために戦うと言う。

　現役の最終章という言葉に、今回で競技を終える可能性はあるかとの問いには「僕はもう、この試合最後のつもりで全て出し切ろうと思ってる。この試合のことしか考えてない。それくらい懸けてやっている」とこの先のことは一切考えていないとした。

ロッタンは「隙を見せればKO」

　対してロッタンは「時が来た。前回は怪我をしてしまいキャンセルになって残念。僕は準備が出来ている」と今年1月のロッタン欠場から1年後の決定を喜ぶ。

　武尊についてロッタンは「最強の選手で、僕にとって素晴らしいスーパースター。本当に強い心を持っていて、そういう選手を倒していくことが求められる」と最強のライバルだと称える。

　また試合については「世界最強の2人が殴り合うことで、間違いなく最高の試合になる」としながら「隙を見せた瞬間に終わらせるし、ノックアウトする」と武尊の一瞬のミスを見逃さず、KOすると言い放った。

　武尊の「最後のつもりで臨む」発言については「まだ絶対やめてほしくない。彼は日本でも世界でも、ファンが沢山いる。これからも強さを見せてほしいし続けてほしい。この試合は全力で挑んでほしいが、未来を見て戦ってほしい」とメッセージした。
　今後については「狙う所はチャンピオンシップ。キックでもムエタイでも、各試合を着実にこなしてゆく」と前戦で剥奪されたムエタイ王座を含めて狙ってゆくとした。

◆元K-1三階級制覇王者の武尊は、今年1月、ONEへ移籍しロッタンと対戦予定だったがロッタンの負傷欠場により、王者・スーパーレックと激闘も判定負け。仕切り直しとなった前回のONE 2戦目で、ダウンを奪われながらも逆転KO勝ちした。現在ONEキックボクシングフライ級2位。

◆ロッタンは“破壊神”の異名を持つタイ・ムエタイ強豪。日本ではかつて那須川天心との激闘でデビューした。これまで数々の名勝負を生み出してきたONE屈指の人気選手だ。前戦11月、自身のムエタイフライ級王座の防衛戦では、計量失敗で王座剥奪。しかし試合ではヒジで流血させ激勝している。

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