2024/12/18（水）UP
（最終更新：2024/12/18 12:34）

カシメロが復活か

　プロボクシング元3階級王者ジョンリエル・カシメロ（35＝フィリピン）は、11月にSNSで引退表明。しかし1ヵ月で撤回し、来年3月にプエルトリコにて試合を行うと、フィリピンメディアで報道された。
　カシメロは「井上尚弥が相手じゃないなら、もう戦わない」と語っていたが、その1週間後には、逃げる井上を追いかける画像をアップ。12月には練習動画を多く投稿しており、やる気が出てきたようだ。

【フォト＆動画】カシメロが井上尚弥を追いかける画像、激しいスパーリング動画も

　フィリピンとプエルトリコの複数メディアでは、3月25日の『フレッシュ・プロダクション・ボクシング』主催の興行の［スーパーバンタム級戦］にて、カシメロが、WBA世界同級15位アビマエル・オルティス（28=米）と戦うと報道。
　前IBF世界バンタム王者エマヌエル・ロドリゲスのアンダーカードとして組まれる予定。

　相手のオルティスは11勝（5KO）1敗1分。前戦11月には、昨年ムロジョン・アフマダリエフと井上尚弥への挑戦権を争ったケビン・ゴンサレスにも判定勝利している。
　カシメロはこの新鋭を下し、再び上位戦線に食い込まんとしている。現在カシメロはWBC＆WBOで同級5位。

　カシメロは10月13日に参戦した『TREASURE BOXING PROMOTION 7』の前日計量で、オーバーし失格。しかし当日は契約ウエイトで、世界8位を相手に豪快な1R KO勝利を決めていた。
　リングでは「次は井上尚弥だ、カモン！」とコールするも、体重超過で1年間の日本へ招聘禁止。井上陣営は「尚弥とカシメロとの対戦の可能性は100％無い」と断言していた。

　11月14日にカシメロはフェイスブックで「井上が相手じゃないなら、もう戦わないぜ」と引退宣言。後進の育成に励むとしていた。

　しかし1週間後には「走れ、亀（※井上の蔑称）！」と逃げる井上を追いかけるAI画像をアップ。今月に入ってからは激しいスパーリング動画やミット打ちを度々公開、ここ数日はランニング動画も投稿し、減量体制に入っていた。
　やる気の出てきたカシメロは、念願の井上戦へたどり着けるか。

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