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ライアン・ガルシアの5月NY復帰を主催者が発表、相手は元王者ロメロに変更、安保戦消滅か

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2025/01/22(水)UP

ガルシア、安保戦はどうなったのか… (Getty Images)

 プロボクシング元WBC世界ライト級暫定王者のライアン・ガルシア(26=米)は5月、米ニューヨークにて世界2階級制覇ロランド・ロメロ(29=米)と復帰戦を行う。興行主催であるサウジアラビアのトゥルキ・アラルシク大臣が、21日発表した。
 ガルシアが勝利すれば、10月にサウジでの試合も見込まれている。今春行われる予定の安保瑠輝也とのボクシング戦については、ガルシア陣営からも言及されていない。

【フォト・動画】ガルシアの相手ロメロの豪快KO集、計量時のマッスルボディも

 ガルシアは昨年4月のデビン・ヘイニー戦にて勝利も、パフォーマンス向上薬の陽性反応により、ニューヨーク州アスレチック・コミッションから1年間の出場停止処分を受けていた。
 停止期間中である12月31日、『RIZIN DECADE』(さいたまスーパーアリーナ)にて安保と対決を行うはずが、ガルシアの「手の負傷」により、4月か5月に米国マイアミにて延期の予定となっていた。

ガルシアはサウジアラビアと契約 @turki_alalshikh

 しかしビッグマッチ連発の『リヤド・シーズン』を指揮し『リングマガジン』も個人所有するアラルシク氏は21日、ガルシアやヘイニーと共に並んだ写真を投稿。
 そして「リングマガジンが、アメリカで5月、初のボクシングイベントを開催する」として[ライアン・ガルシア vs ロランド・ロメロ][デビン・ヘイニー vs ホセ・ラミレス]ら3つのカードを発表した。
 ガルシアとアラルシク氏は、先週契約を結んだと、これも氏のSNSで発表されていた。

 以前の報道では、ガルシアの相手は元WBA世界スーパーライト級王者イサック・クルスとのことだったが、ガルシアはXで「ピットブル(※クルス)が試合を辞退したのは驚きではないけど、今度はロメロという美味しいエサにありつけるね」と変更を告げている。

 ロメロは元WBA世界スーパーライト級王者で、元WBA世界ライト級暫定王者でもあった16勝(13KO)2敗の”二階級制覇者”。パワフルなパンチで連勝してきたが、22年にジャーボンテイ・デービスに、昨年3月クルスにいずれもKO負けしている。

 この興行でガルシアとヘイニーが共に勝利すれば、10月のリヤド・シーズンで再戦が予定されている。更に再再戦の見込みもあるとう噂や、10月にガルシアが勝てば、テオフィモ・ロペスとの一戦があるという話もあり、ガルシアの今後は忙しそうだ。

 ガルシアは大晦日のRIZINで、ビデオメッセージを届け安保に謝罪、「怪我が治ったら2025年にこの試合は絶対にやります」と仕切り直し戦を確約していたが、どのような状況になっているのか。
 SNSではブレイキングダウンの啓之輔が「安保戦は?」と疑問を呈し、ファンも「完全に舐められてる」「安保が流石に可哀想」と数ヶ月の間ボクシング練習に専念してきた安保を慮るコメントが多い。

 22日現在、安保戦や自身の”手のケガ”の状態については、ガルシア自身やプロモーターのゴールデンボーイ、オスカーデラホーヤ等からも説明は出ていない。

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