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塚本徳臣の長男・慶次郎、出るか”マッハ蹴り2”!「新しいスタイルお見せする」昨年は胴廻し回転蹴りでKOも=WFKO世界大会 5.31-6.1

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2025/05/25(日)UP

まさに”直伝”マッハ蹴り!さらに進化した技を出すと言う

 5月31日(土)~6月1日(日)、東京・有明アリーナで開催されるフルコンタクト空手界で初となる、流派・団体を超えた世界統一戦『第1回全世界フルコンタクト空手道選手権大会(WFKO)』。
 この大会の中量級(80kg以下)には、第6回および第10回世界大会王者で“マッハ蹴り”塚本徳臣の長男・塚本慶次郎(19=新極真会世田谷・杉並支部)が出場。新スタイルに磨きをかけている。

【フォト&動画】塚本慶次郎、胴廻し回転蹴りで豪快KO!華麗な蹴りの稽古写真も

  慶次郎は昨年の新極真会全日本(無差別級)で、父親を彷彿とさせる鮮烈な胴廻し回転蹴りで一本勝ちし、5位入賞。今回、慶次郎は「新しいスタイルを見せる」と意欲を語り、父・徳臣も「“マッハ蹴り2”と言ってもいいかも」と語っており、スゴ技を用意しているようだ。

試合での鮮やか胴廻し回転蹴り!

 慶次郎は、昨年5月の第9回全日本フルコンタクト空手道選手権大会(JFKO)では中量級で3位入賞。10月の全日本では、4回戦で身長184cm、体重97kgの強豪・落合奏太と対決した。

 圧力をかける相手に対し、ステップを使ってサークリングし、相手の攻撃を受けずに自らの攻撃を当てる組手で翻弄。まるで父・徳臣のようなスタイルだ。

 打ち合いの末、距離が空いた瞬間に慶次郎が飛び横蹴り!一瞬で懐に入り、高速の胴廻し回転蹴りを放つと、落合の顎にヒット!豪快な一本勝ちに場内はどよめいた。その後、準々決勝で優勝した多田成慶に敗れ、19歳にして5位に。技能賞も獲得した。

 今回のWFKO中量級には、世界各地区から17人の強豪が参戦。日本人は慶次郎を含む4人である。

大会前に意気込む

 試合を2週間後に控える慶次郎は、「全日本で倒してから『自分も倒せる』という自信がついた。今までは勝ちに徹していたけれど、JFKO、そして全日本で結果を出せて自信がついた」と語る。

一躍注目された“胴廻し回転蹴りKO”については、「少年部の頃から当てていたので、ここで出したらいけるなという感覚がある。胴廻しだけでなく、後ろ蹴りなどの大技も考えずに瞬時に出せる」と、大技が身体に染み込んでいると言う。そして「攻撃全部が必殺になるような組手が理想。面白い組手、見ていて楽しいなという試合をしたい」と意気込む。

 父に似たスタイルについて、慶次郎は「昔から教えてもらっていて(塚本師範の)あのスタイルが正解。ああいう組手をすれば勝てると昔から考えていた」と、一番近くにいた“師の型”を理想としてきた。しかし、「完全に一緒ということはない。逆に自分にしか出せない技を作っていこうと。今回は新しいスタイルになっている」と、新たな“慶次郎スタイル”に進化させていると言う。

 今回、勝ち上がれば2回戦で、昨年の新極真会ヨーロッパ選手権80kg級優勝者ラシャ・オズベテラシヴィリ(31=ジョージア)とぶつかる。オズベテラシヴィリは鋭いパンチで一本勝ちの山を築き、ハイキックや胴廻し蹴りでも倒せる殺傷力のある選手だ。慶次郎は「外国人の選手と戦うのは初めて。外国人にしかないテンポや身体の強さが絶対にある。油断しないようにして勝ち上がる」と語る。

 このまま順当にいけば、準決勝では自身が2敗している吉澤穂高(26=新極真会 東京城南川崎支部)と対戦する。慶次郎は「3回目なので負けていられない。(※戦い方も)変えていかないと」と、ここで“新スタイル”の威力を発揮できるか注目される。

 そして反対ブロックには、187cmの長身アントン・ジマレフ(22=カザフスタン)と、トップシードの昨年JFKO優勝・福地勇人(白蓮会館)が控える。慶次郎は特に福地について「強い選手で、勝ち方みたいなものがわかっていると思う。技術やスタイルの勝負になりそう」と、互いにステップや駆け引き、そして倒せる大技を持つ同士の白熱した技術戦になりそうだとした。

11年世界大会決勝、後ろ蹴りを放つ塚本徳臣

 師匠でもある塚本徳臣師範に、慶次郎の仕上がりを聞くと「新しいスタイルをお見せする。自分が使っていた蹴りの進化系。“マッハ蹴り2”と言ってもいいかもしれない」と、必殺技を用意していると言う。

 慶次郎の練習については「自分がやってきた稽古を同じようにやらせている。自分よりも身体能力が高いから、これもあれもできるのでは、とどんどん教えてしまう。もっとも、大技、決め技は自分で勝手に試合でやってしまうのだが」と、多様な技を教え込んでおり、慶次郎はそれを自分のものにしているとのこと。

 長年教えてきた結果、「似ているのは間合いの取り方、カウンターの打ち方…。ずっと見ているからでしょうね」と、塚本師範独特の戦い方が受け継がれている。

慶次郎は最後に「胴廻し以外にも倒せる技はある。全日本の時よりも強くなっているし、体重を落としている分スピードも上がっている」と進化に自信を持つ。マッハ蹴りの遺伝子を持つ男は、優勝スターロードを歩めるか。

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