【K-1】挑戦者・稲垣柊、なんと”反則”の首相撲を猛練習!王者ヨードクンポンに「何もさせない、逆に倒す」王者はKO宣言=5.31
5月31日(土)横浜BUNTAIにて開催される『K-1 BEYOND』の[K-1 WORLD GPスーパー・ライト級タイトルマッチ]では、稲垣柊(K-1ジム大宮チームレオン)が、王者ヨードクンポン・ウィラサクレック(ウィラサクレック・フェアテックスジム)の王座にリベンジ挑戦する。
両者は昨年の同王座決定T決勝で戦い、ヨードクンポンが判定勝利。
稲垣はタイ人の強さの一つである”首相撲”を鍛え、王者得意のパンチに対しても、ボクシングで強化したと言い、自信満々だ。
稲垣は現Krushスーパー・ライト級王者。トーナメントでヨードクンポンに敗れたが、今年2月にはベテラン・佐々木大蔵とのダウンの応酬を制し、判定勝利で再起した。
王者のヨードクンポンは、“ムエタイの殺戮王”の異名を持ち、破壊力満点のパンチを武器に、ルンピニー、ラジャダムナンのムエタイ二大スタジアムやGLORYで活躍。トーナメントでは決勝まで連続KO勝利し、決勝では稲垣に判定勝利するも、今年2月には、鈴木勇人をKOし初V成功とKOを頻発させている。
なお3月には中国・武林風で体重超過の減点と、試合中の反則による減点の影響もあり判定負けしている。
主催者から届いたインタビューで、稲垣は、ムエタイのトレーナーを呼び、なんとK-1では反則の首相撲を強化してきたと言う。
その理由は「前回の対戦でヨードクンポン選手は(首相撲を)うまく使ってきた。グレーゾーンではあるが、がっちり首相撲で崩すというわけではなく、一瞬組んで崩すみたいな感じのことをしてきて。今回、その対策として崩されないようにディフェンス面を強化した」と、タイ人の大きな強みを封じると言う。
結果「体幹も変わり、首も太くなった。崩されてしまうと審判の印象も悪くなってしまう。今回は逆に崩してやる」と自信を持つ。
王者の強みであるパンチ対策もばっちりだ。「週1回、元K-1ファイターでボクサーの左右田泰臣選手とスパーリングをさせていただいた」と言う稲垣。
左右田は70kg級なので、階級上となるが、稲垣は「練習でボクサーの重いパンチを受けておけば、いきなり試合で重いパンチを受けても安心感があるというか、落ち着いて対処できる。今はパンチにも自信がありますので、ぜひヨードクンポン選手が得意とする左フックで逆に倒したい」とパンチでも王者のお株を奪うとする。
そして王者については「穴が見えている」と語り「打ち方の癖。これまで、すべてパンチで倒してきているので、少しの過信が絶対にあると思う。そこを突いていきたい。彼が手を出してきた時が、僕が倒せるチャンス」と、王者が連打した時に注目してほしいと言う。
試合については「ヨードクンポン選手の最強幻想が広まっていると思うが、何もさせないというのが今回のテーマ。終わってみたら、こんなもんなんだって思わせたい」と”最強幻想”を名実共に奪い去ると意気込んだ。
その王者のヨードクンポンは稲垣について「本当に実力のある選手で、特にパンチがうまい。前回のトーナメントで対戦した時、彼は決勝に来るまでに2試合をフルラウンド戦っていて、その分体力を多く使っていた。それが原因で、私と戦った時は試合中に疲れやすくなっていた」と分析。
そして今回の試合は「1試合だけに集中できるので、互いに100%の力を出せる。前回と似たような展開になると思うが、チャンスがあればKOを狙う。特にパンチでのKOを狙う」とKOを目指すとした。
稲垣が万全の対策でリベンジ戴冠するのか。王者が強打で返り討ちか。
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