衝撃KO負けの武居由樹が呆然「パンチが全部読まれていた」新王者メディナは「プラン通り」
9月14日に行われたプロボクシング[WBO世界バンタム級タイトルマッチ](愛知・IGアリーナ)では、王者・武居由樹(29=大橋)が、クリスチャン・メディナ・ヒメネス(25=メキシコ)に怒涛の連打を受け、4RKO負け。武居は試合後インタビューで、まだ呆然とした様子で「自分のパンチが全部読まれていた」と落胆した。
試合は1R、接近戦でのメディナの右フックを受け、いきなり武居がダウン。その後もメディナはインファイトでの強打を見せ、4R、ロープに武居を詰めると右を効かせる。最後はメディナが武居をコーナーに詰め、アッパーカットの連打でTKO勝利した。
武居は試合後インタビューで、最初のダウンについて「正直あまり覚えていない。右のオーバーは警戒していたが、自分でも把握できていない。そこからだんだん回復していったのを覚えている」とかなりダメージが深かったと言う。
メディナについては「本当に強かった」と語り「始まって、相手のパンチの強さをすごく感じた。技術の差も、体の頑丈さも」と完敗を認める。
更に「今の記憶の中では、全部自分のパンチが読まれていた。それに合わされたりしたんじゃないのかなと。止まる癖があるので、そこをまとめられてしまった」と、分析されていたと言う。
「本当に悔しい」と語り「3Rに左ボディを効かせられた感覚があったので、どこかで逆転するチャンスはあったかもしれないが、仕様がない」と無念さをにじませる。
作戦としては「自分の距離で戦う、ジャブから入っていく、止まらない」などがあったとのこと。
現在は「正直、自分の中でこの状態がまだ受け入れられていない」とし「少しゆっくりしてから、ちゃんと答えを出します」と保留とした。
対して新王者となったメディナは、試合後インタビューで「プラン通りに進んだ」「(1Rにダウンを奪ったフックは)まさに練習してきたパンチ」と、やはり武居を分析してきたと言う、
23年8月、前IBF世界バンタム級王者・西田凌祐に敗北するも、その後は4試合連続KO勝利。そして掴んだ王座だ。
メディナは「当時はサウスポーとの経験が浅かったが、(那須川)天心さんや帝拳のボクサーらとサウスポーのスパーリングをし、それが生きた」と天心とのスパーリングも役立ったと言う。
今後は王座統一を視野に入れ「個人的には堤聖也選手と世界戦をやりたい」とWBA世界バンタム級休養王者の堤との対決を希望。堤とはスパーリングもしたことがあり「縁がある気がする」と言う。
同じくスパーリングを重ねた那須川との試合については「彼は偉大な友達。そういった試合が組まれても良いとは思うが、彼は友達だし、よく話し合いたい」と言葉を濁した。
▶次のページは【フォト・動画】武居が怒涛の連打でKO負け!崩れ落ちる衝撃
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【フォト・動画】武居が怒涛の連打でKO負け!崩れ落ちる衝撃
・武居由樹、TKO負けで王座陥落!“那須川天心のパートナー”メディナの連打に崩れ落ちる「これがボクシングか…」
・【試合結果】井上尚弥 vs アフマダリエフ|ボクシング世界戦 全試合結果
・井上尚弥、まさに完勝!”キャリア最強の敵”アフマダリエフをスピードで圧倒「誰が衰えたって!?」=試合結果
・世界戦で壮絶なバッティング!松本流星が負傷判定で新王者も笑顔なし、相手は担架送りに
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!





【10月・ベストファイター】決勝、顔面ヒザ蹴りKO!”カザフの怪物”キンザースキーが、新極真会全日本優勝、克服した”意外な”課題

