那須川天心の”新スタイル”「幽霊」のヒント語る!「拓真選手に見せたい」
11月24日(月・振替休日)に開催される『Prime Video Boxing 14』(TOYOTA ARENA TOKYO)では[WBC世界バンタム級王座決定戦]として同級1位・那須川天心(帝拳)と、2位・井上拓真(大橋)が対決する。
25日の会見で那須川は「拓真選手に自分の幽霊を見せたい」と語ったが、”幽霊”とは何か。那須川は会見後の囲みで、そのヒントを語った。
会見で那須川は、今回の試合について「本当にこの試合のため、色んな準備をしてきた自負はあります。拓真選手にしっかり自分の幽霊を見せたいと思っております」と発言。
幽霊とは何かを問われると「幽霊です。皆さん想像してもらえればわかると思います」と”天心節”で答えていた。
会見後の囲みでは、試合予想が大きく分かれていることについて質問が飛んだ。
WBA休養世界王者・堤聖也がYouTubeで「さすがに拓真が勝つかな」と語っていたことを知らされると、那須川は「いいですね、皆さん”幽霊”見てますね」と意味ありげな笑いで答える。
更に「詳しくは言わないですけど」と前置きしつつ「短歌に、”幽霊の正体見たり枯れ尾花”というのがありまして、そういう意味を解釈していただければ、理由がわかるんではないか」とヒントを出していた。
また、ボクシング界で”ゴースト”と異名を取るディフェンス巧者のことかとも問われると「それとも関係ない、ジャパニーズ幽霊ですね」とも語っている。
以前、那須川はボクシング雑誌『BOXING BEAT』2025年10月号のインタビューで、「能の動きにはまっている」と答えている。
その中で「(能の)所作は切れ目がない。いざ対峙すると『ど、どうくるの?』と思ってしまう。それって幽霊じゃないですか」とも語っている。
「反応できるものは幽霊じゃない」とも言っており、詳しくは当該誌を読むことを薦めるが、これが那須川の”新スタイル”なのだろうか。
那須川は会見で「この約2年半、ずっと準備をしてきたつもりです。同じスタイルで戦ったこともないですし、この選手だからこういうことをしようというのもない」と、試合ごとにスタイルを変えてきたとも言っていた。
この大一番、那須川は”幽霊”化して、強敵・井上拓真と向かい合う。
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