那須川天心、“テクニシャン”井上拓真に「1Rから行く」ベルト獲得後の野望も、拓真は「総合力で勝つ」
11月24日(月・振替休日)TOYOTA ARENA TOKYOで行われるプロボクシング[WBC世界バンタム級王座決定戦]では、同級1位・那須川天心(帝拳)と、2位・井上拓真(大橋)が対決。25日の会見では、那須川は「本当にこの試合のため、色んな準備をしてきた」「常識を変える」と、自信と共に意気込みを語った。
那須川は23年4月にボクシングデビュー。それから約2年半、8戦目(7戦全勝)での世界挑戦となる。
会見で那須川は「この約2年半、ずっと準備をしてきたつもり。拓真選手にしっかり自分の幽霊を見せたい」とコメント。
なお“幽霊”の意味については「皆さん想像してもらえればわかると思います」とのみ語るにとどまった。
相手の拓真については「僕の中で拓真選手は今のボクシングそのもの。全てを警戒してボクシングを倒しに行きたい」と、“ボクシング”を相手に勝負するという。
そして「8戦目でここまで来て、常識的には“勝てないんじゃないか”、“難しいんじゃないか”と言われると思うけど。ただの常識で僕を測ってほしくない。常識を変えるやつは非常識なやつしかいない」と天心節だ。
「この試合が決まったということは俺が勝つということ」と自信を見せる。
試合の展望は「1Rからいきます」とのみ答え、KO勝利については「当日の運に任せるというのもあると思う。それまで自分をどれだけ高められるか」と、明言はしなかった。
ベルト獲得後については「バンタム級をしっかりかき乱していきたい。僕が勝ったほうが面白くなる。ベルトをしっかりまとめていきたい」と統一を視野に入れる。
さらに「この階級で終わるつもりもないので、そのへんは楽しみにしていてもらえれば」と複数階級制覇が目標であることも匂わせた。
対する井上拓真は、バンタム級でWBC暫定世界王者、WBA世界王座を獲得しており、WBA王座では2度の防衛に成功。しかし昨年10月、堤聖也に判定負けで陥落。今回は1年1ヶ月ぶりの再起戦だ。
会見で拓真は「緊張感のある試合。必ず王座に返り咲きたい」と再起を誓う。
拓真はIBFでも世界挑戦を選べたが「天心選手と戦いたかったので、即決で戦いたいです」と今回のWBC王座決定戦を選んだという。
天心については「急成長で上り詰めて来てて、実力もあるし、決定戦で申し分ない相手」と実力を認める。
試合は「おそらく技術戦になる」と予測し「お互いスピードがあるが、自分が優ってるのは、ボクシングを長くやってきてる総合力。しっかり勝ちに行きたい」と経験を生かして勝利するとした。
もともと天心とは「いずれはやることがあるんじゃないか、頭の片隅にあった」と予想していたとし「自分がしっかり黒星をつける。経験値を生かして全力で勝ち取りに行く」と意気込んだ。
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