2025/10/12（日）UP
（最終更新：2025/10/12 18:30）

タイヤファイトで対戦するナナチャンチン（右）と美しき活動家（左）

　10月13日（月・祝）に東京・立川コロッセオで開催される『第1回全日本タイヤファイトオ―プン賞金トーナメント』。ブレイキングダウン選手が来場することでも話題の同大会で、［特別試合レディースタイヤファイト 30秒2R］としてナナチャンチン（チーム南部）が電撃復帰し、美しき活動家（あぶさん会）と対戦する。

【動画】“中山美穂を育てた男”が美しき活動家へエール！

　ナナチャンチンは“北の最小兵器”の異名を取り、女子格闘技の創世紀からスマックガール、ReMix、DEEP GLOBE、はたまたパンクラスのリングにまで登場。そのすべての試合でことごとく負け続け、当時世間で話題となった競馬界の「ハルウララ」になぞらえ、「格闘技界のハルウララ」として最弱女子格闘家の代名詞のように揶揄されていた。

　しかし、本人は競技には真面目に取り組んでおり、打撃のみならず組み技は、「女子格闘家の影に長谷川あり」と言われた業界の名物男で、ねわざワールド品川代表の長谷川秀樹氏や、橋本欽也氏（代々木MUSE）のもとでブラジリアン柔術を学ぶ姿勢を示している。

同大会で実施する、タイヤファイト賞金トーナメントの組み合わせも決定

　タイヤファイトへの挑戦にも慎重で、「タイヤファイトって初めて見た時、最初に見たのが朝倉兄弟（未来・海）の映像であまりにも近距離で戦って怖い印象だった」という。しかし「昨年亡くなった南部虎弾さんのチーム南部で一緒にやっていた光ちゃん（篠原光）にやらないかと声をかけられて、出場を決意しました。結婚もして、いろいろ落ち着いたところでまた新たな事に挑戦もいいかなと考えました」と語る。

　対する謎のマスク美女の経歴も面白い。その名も“美しき活動家”は、受動喫煙防止に特化した社会活動家である。

　SNS上で見ると、今や奈良市議会議員のへずまりゅう議員と、渋谷駅前で美化活動に取り組むなど、Xではフォロワー1万超のインフルエンサーでもある。

　しかし、まったく格闘技とも無縁というわけでもなく、過去には人気ボクシング漫画『はじめの一歩』の板垣学のモデルとなったとされる第25代日本スーパーバンタム級王者で第29代OPBF東洋太平洋スーパーバンタム級王者の福島学とも、何故か対戦経験を持つ。

　特筆すべきは、そのパンツスポンサーで、人気番組だった『マネーの虎』でおなじみの川原浩史社長のラーメンチェーン店『なんでんかんでん』や、ミポリンこと中山美穂の育ての親で芸能プロビックアップル創業者・山中則男氏の『あぶさん会』がついているのである。芸能界のドンの一人とされる山中氏からは、今回ナナチャンチン戦に挑む美しき活動家に向けて動画メッセージが届いているという手厚さだ。

　様々な人脈を纏うまさに謎多き女。どの場面でも決してはずさない、その白マスクの下には、どんな魔性の微笑みが隠されているのだろうか。

立川格闘技フェスタ2025～日本を元気に！～
『第1回全日本タイヤファイトオ―プン賞金トーナメント』
2025年10月13日（月・祝）東京・立川コロッセオ
開場16:45　開始17:00

▼特別試合　レディースタイヤファイト　30秒2R
ナナチャンチン（チーム南部）
vs
美しき活動家（あぶさん会）

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