【新極真会 全日本】顔面ヒザ蹴りで秒殺KO!動画で公開、豪快な瞬間、初の海外王者が誕生
10月19日、東京体育館にて、新極真会主催の『第57回全日本空手道選手権大会』の2日目が行われ、男子決勝では、身長193cmの”カザフの巨人”アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン)が、渡辺和志(世田谷・杉並)に、本戦42秒 顔面飛びヒザ蹴りで衝撃の一本勝ち(KO)。豪快な瞬間のリングサイド動画が公開された。
決勝では、身長193cmのキンザースキーに、170㎝の渡辺が接近すると、いきなりキンザースキーが右飛びヒザを狙う。これは当たらず、渡辺が懐に入り、超接近戦で連打する。
キンザースキーは落ち着いた様子で、パンチを腕ガードせず身体で受け止め、脇腹へのフック、機を見てはボディへのヒザを出す。
キンザースキーのボディヒザが入ると、渡辺が一瞬、間を空けた。
そして左ボディヒザで間合いが空くと、すかさず右の上段ヒザ蹴り!
渡辺が崩れ落ちる。マットに倒れる間にも、キンザースキーはボディへパンチを入れる周到ぶりだ。
渡辺は立ち上がれず、キンザースキーの”42秒”一本勝ちが決まった。
全日本大会での海外選手優勝は初となる。
キンザースキーはインタビューで、相手の接近戦については「想定していたし、それに対しての対策はしていた」と語る。
その対策は詳しくは語らなかったが「成長は、(世界大会に出た18歳から)20歳になった結果。フィジカルも大きくなった」と、日本人選手たちの接近戦での猛打を受け止める身体が出来たということかもしれない。
キンザースキーは23年の新極真世界大会では、4回戦でこれも接近してくる多田成慶に苦戦し、押しなどの反則も取られ、敗北している。
また、全日本大会の一週間前にもカザフスタンの全国大会に出場しており優勝。更に来週はジョージアで行われる大会にも出場すると言う。
なんと3週間で3大会の連戦だが「これはカザフスタンでは普通のこと」と平然としている。並外れたフィジカルだ。
更に「またこの決勝の舞台に戻って来る」と連覇を宣言した。
ネットでは「キンザースキー、デカくなった」「今後の長期政権を予感させる」という声もあった。
キンザースキーは、弱冠20歳。23年にブルガリアで行われたKWU世界大会で、決勝でのKO勝ちを含む圧倒的な内容で優勝し、注目されていた。
今大会でも、華麗な足技を駆使して勝ち上がり。3回戦では上段ヒザ蹴りで技ありを奪い勝利。蹴り技だけでなく、打ち合いでのパンチやヒザ蹴りも強く、準々決勝では金岡陽大(川崎東湘南)、準決勝では、渡辺優作(世田谷・杉並)にいずれも本戦で勝ち上がった。
決勝の相手・渡辺は、今年5月のWFKO世界大会軽重量級で優勝。今大会では、準々決勝でJFKO重量級優勝・多田大祐(白蓮会館)を退け、準決勝ではゼッケン1番の岡田侑己(和歌山)に技ありを奪取し決勝へ進んでいた。
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