【新極真会 全日本】海外初流出!カザフの巨人が決勝”秒殺”KO、飛びヒザ蹴りで渡辺和志が崩れる=男子
10月18~19日、東京体育館にて、新極真会主催の『第57回全日本空手道選手権大会』が行われ、男子は”身長193cm”アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン)が、決勝で渡辺和志(世田谷・杉並)に、本戦42秒 顔面飛びヒザ蹴りで一本勝ち。渡辺は崩れ落ち、立てなかった。全日本大会での海外選手優勝は初となる。
決勝では、渡辺が接近しパンチ猛連打も、キンザースキーはノーガードで受け止める。キンザースキーはボディヒザ連打。
そしてキンザースキーは、渡辺が再び接近してくる所を狙い、顔面への右飛びヒザ蹴り一閃!渡辺は崩れ落ち、立ち上がれなかった。僅か42秒での一本勝ちだった。
キンザースキーはマイクで「またこの決勝の舞台に戻って来る」と連覇を宣言。
試合後インタビューでは、一週間前にもカザフスタンの全国大会に出場しており優勝、更に来週はジョージアで行われる大会にも出場することを明かした。
3週間連続での参戦だが「これはカザフスタンでは普通のこと」と平然としている。
長身の彼に対して、日本人選手が接近戦で向かってきたが「想定していたし、それに対しての対策はしていた」と語る。しかしどのような対策や練習をしてきたかについては「とくに特別な練習はしてこず、(世界大会に出た18歳から)20歳になった結果。フィジカルも大きくなった」と年月が強くしたと語った。
キンザースキーは、身長193cmの20歳。23年夏、ブルガリアで行われたKWU世界大会で、決勝でのKO勝ちを含む圧倒的な内容での優勝し、その頃から編集部では注目していた。同年の新極真世界大会では、多田成慶に4回戦で敗北している。
今大会でも、華麗な足技を駆使して勝ち上がり。3回戦では上段ヒザ蹴りで、昨年の全日本8位・髙橋耕介(世田谷・杉並)から技ありを奪い勝利。準々決勝では、金岡陽大(川崎東湘南)に本戦で圧倒。
準決勝では、パワフル連打を得意とする渡辺優作(世田谷・杉並)と対戦も、キンザースキーも強烈なボディヒザ連打、さらに後ろ蹴りと猛攻で前に出る。渡辺が掴みで注意2を取られたこともあり、これも本戦勝利で決勝に進んでいた。
相手の渡辺は今年5月のWFKO世界大会軽重量級で優勝。
今大会の準々決勝では、昨年の第9回JFKO重量級優勝・多田大祐(白蓮会館)を激闘の末、体重判定で退ける。
準決勝では、ゼッケン1番の岡田侑己(和歌山)と対決。渡辺のパンチ連打と岡田のヒザ蹴りの対決となったが、延長で、渡辺が右ローキックで技ありを奪取。決勝へと駒を進めていた。
3位決定戦では、岡田がドクターストップ、渡辺優作が3位を手にした。
最終ナンバーのゼッケンを背負い、前回準優勝の遠田竜司(東京江戸川)は、渡辺優作の怒涛の連打の前に、準々決勝で姿を消している。
また台風の目として注目されていたアントン・ジマレフ(カザフスタン)は、3回戦で𠮷澤穂高(城南川崎)に敗北した。
今回は5月のWFKO世界大会で目覚ましい活躍を見せたカザフスタンや、新興勢力として期待のかかるブラジル、また近年国際大会を見送られていたロシアやベラルーシの空手家の中から条件を満たした選手の出場も受け入れ、国際色豊かな大会となっていた。
<男子・結果>
優勝:アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン)
準優勝:渡辺和志(世田谷・杉並)
3位:渡辺優作(世田谷・杉並)
4位:岡田侑己(和歌山)
5位:遠田竜司(東京江戸川)
6位:金岡陽大(川崎東湘南)
7位:塚本慶次郎(世田谷・杉並)
8位:多田大祐(白蓮会館)
敢闘賞 後藤光乃介(城南川崎)
技能賞:アンジェイ・キンザースキー(カザフスタン)
▶次のページは【フォト&動画】”カザフの巨人”、飛びヒザKOの瞬間!
- 1
- 2
- ≪ 前のページへ
- 次のページへ ≫
●編集部オススメ
・【新極真会 全日本】”絶対女王”鈴木未紘が3連覇!3年半の無敗記録を更新、”高速パンチ女子”目代結菜は3位に=女子
・【RIZIN】ケイト・ロータス、タンクトップ&短パン姿でミットに快音!「パンチ力上がった」
・荻野目洋子、56歳の”連続二重跳び”で軽やかにボディが躍動!「10代の頃は100回跳べてた、鍛え直す」
・瓦割り女子アナ、チャイナ服から一転、ぴったりウエアで「割れた腹筋」と「長すぎる足」にファン歓喜
この記事が気に入ったら
いいね!しよう
最新情報をお届けします
TwitterでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!
Follow @efight_twitインスタグラムでeFight(イーファイト)格闘技情報をフォローしよう!






【10月・ベストファイター】決勝、顔面ヒザ蹴りKO!”カザフの怪物”キンザースキーが、新極真会全日本優勝、克服した”意外な”課題

