2025/10/29（水）UP
（最終更新：2025/10/29 23:06）

梅野はクレベルとの寝技スパーで技を仕掛けながら逆にタップした（@genji_umeno）

　RIZINを主戦場に戦う元ムエタイ王者の梅野源治（PHOENIX）が、27日までに自身のSNSでクレベル・コイケ（ボンサイ柔術）と寝技スパーを行う動画を公開した。三角絞めを極めにいった梅野だったが、なぜか逆にクレベルの技が炸裂し、タップさせられる謎のフィニッシュが飛び出した。

【フォト＆動画】梅野が三角絞めで逆タップ！“謎フィニッシュ”の瞬間

　梅野は、“日本ムエタイ界の至宝”と呼ばれラジャダムナンスタジアムで頂点に立つなど活躍。近年はキックボクシングにも参戦し、昨年大晦日のMMAデビュー戦では大雅に勝利。今年9月は芦澤竜誠とMMAで対戦して判定勝利を収めた。

　その芦澤戦で梅野が見せたのが、三角絞めだ。これは試合で極まらなかったものの、おそらく梅野が練習で習得しつつある絞め技なのだろう。

上のクレベルは体重を梅野に預けながら腕で首を固定（@genji_umeno）

　今回のスパーリング動画では、下から両脚をクレベルの肩と首に絡ませて、三角の形を作って絞め上げる“三角絞め”を梅野が仕掛けるところからスタート。するとクレベルは、自分の両脚を広げて相手の頭の方に体重を乗せて動きを止める。さらに空いている腕のヒジを相手の喉元へ押し付け、圧迫すると梅野はうめき声をあげて、すぐにタップした。

　梅野は「クレベルから沢山の技を教わった。てか、何で俺がタップしてるの？」と動画にコメントし驚いていた。

　動画を確認すると、確かに梅野は両脚でクレベルの首と肩をはさみ、三角絞めの形に入っている。だが、クレベルは仰向けの梅野の頭に向かって体重を預け、クラッチを緩めながら自分のヒジの辺りで相手の頸動脈を圧迫しギロチンチョークの形を作っていた。梅野は、この体勢に持ち込まれる前に相手のバランスを崩しながら、自分の足のクラッチを十字にロックする必要があったことだろう。

　さすがにクレベルは、この技を得意としているだけにディフェンス能力も高い。梅野は技を仕掛けながら、ディフェンスを学ぶという機会になったはずだ。

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