堤聖也、ドネアと激闘で鼻骨骨折!「人間の鼻の形してない」今後は井岡戦にも興味
12月17日、両国国技館で行われた[WBA世界バンタム級タイトルマッチ]で、王者・堤聖也(角海老宝石)が同級暫定王者ノニト・ドネア(比)に激闘の末、判定2-1で勝利。試合後の会見では、堤が傷だらけの顔面で現れ、鼻は固定された状態で「人間の正しい鼻をしていない」と骨折していたことを明かした。
試合は前半、ドネアがジャブと強打で主導権を握り、4回終盤には左フックから右アッパーで堤が大きくぐらつく。だが6回以降は堤が手数とボディでペースを上げて巻き返し、最終12回には堤の左がクリーンヒットして、ドネアのヒザが折れるシーンも生まれた。
堤がスプリット判定2-1(112-116、115-113、117-111)で勝利、団体内統一と2度目の防衛に成功した。
会見場に現れた堤は、傷だらけの腫れた顔で、鼻を固定し登場。 堤は「今、多分人間の正しい鼻をしていないと思うんで。ええ、折れてますね。これは」と明かす。
折れたタイミングについては「中盤ですね。4ラウンド目のアッパーの後だから5、6ラウンドのどこかで『あ、これ折れとるぞ』っていう感覚」としつつ、「その鼻の空気の入りが悪かったんで…折れてるなあと思いながら戦いました」と振り返る。
骨折も気にせず激闘を繰り広げた理由は「折れちゃったんでね。ジャブで狙われたりもして浴びてましたけど、気にして良くなるんだったら気にするけど、気にしても別に鼻が治るわけでもないし。なんでもう気にしてない。折れたなあっていう感じでしたね」といい、ピンチでも前へ出る姿勢は崩さなかった。
ドネアの強打については「これ危ねえって。(パンチの強さは)だって僕が行けなくなっちゃいますからね。僕が行けなくなるって、なかなかだと思う」と、接近戦での激闘を信条とする堤が「入れない」ほどの怖さがあったという。
ダウン寸前まで揺れた4回以降も「1発もらったら、そこで10対8が向こうについたら終わるから」という恐怖と隣り合わせだったとし「その恐怖を与えるには十分なパワー、ずっとありましたね」「向こうが休んでる時、多分行けよってみんなが思ってる時間があったと思うんですけど、あそこでやっぱり行かせてもらえない」と、ドネアの危険性を強調した。
老獪さにも苦戦した。立ち上がりは「パンチが反応できるし、見えるからいいな」と手応えもあったというが、「受けても大丈夫と思わせといて、えぐいのを放ってくるパターン。それだったんですよ」と告白。「この感じで潰していけると思ってたら、バコンと来て」と、4回で一気に局面が変わった瞬間を表現した。
今後については、まず「やっぱり目標は統一になってくるんで」と王道を掲げる。
一方で、「スーパーフライ級からレジェンドが…大晦日にWBAの挑戦者決定戦という名目で試合をするので、統一戦が決まらなかったら、ぜひ挑戦を受けたい」とも語り、井岡一翔と目される“レジェンド”との対決にも含みを持たせた。
ただし「今日の試合の内容が内容なんで、あんまり大きいことは言えない」と現実も見据える。鼻骨折の激闘を越えた王者は、次の舞台へ視線を向けていた。
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