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【極真ワールドユニオン】ロシアで統一大会!五輪へ向けての第一歩も

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2012/06/10(日)UP

 

  6月9日(土)・10日(日)ロシア・モスクワにおいて、KWU(極真ワールドユニオン)主催のヨーロッパ大会が開催され、日本からは極真館・盧山初雄館長、廣重毅副館長が招待された。

 KWUは2020年開催のオリンピックに極真空手が正式種目として参入することを目的に、昨年10月、ロシア大統領補佐官ユーリ・トルトネフ氏(前ロシア天然資源大臣)の呼び掛けで、スイスで正式に登録された組織。

→優勝したアンドレイ・ビデューリン(極真館/ロシア)

 フルコンタクト空手部門としてWKF(世界空手道連盟=通称寸止め空手と呼ばれる伝統派空手の国際競技団体で、国際オリンピック委員会に承認されている)に認められた唯一の組織でもある。

 また、来年10月のスポーツアコード(国際オリンピック委員会に承認されているスポーツ団体で、オリンピックの新種目に選ばれるためには、この団体に加盟していなければならない)に極真空手が模範試合として参加することが承認されたことで、オリンピックに向けての大きな一歩が踏み出された。

→極真館の全日本大会89kg超級王者・藤井はベスト16入り

  今大会の開催にあたっては、統一ルール構築のために審判講習会が行われたが、各派閥によっての微妙な認識の違いもあり、時には激しく議論を交わす場面もあったという。最終的に廣重副館長とロシア武道連盟ラミル・ガバソフ副会長の監修の下、KWUとしての統一ルールが決定された。

 開会式ではWKFのアントニオ・エスピノス会長の挨拶に始まり、ユーリ・トルトネフ氏、最後に盧山館長が挨拶を行った。また、国際宇宙ステーションからの生中継やボクシング元世界王者からの激励などもあった。

極真館の全日本大会65kg以下級王者・岩澤はベスト16入り、敢闘賞も受賞した

  トーナメントは無差別級で行われ、AKP(ロシア極真統一組織)、IFK(国際極真連盟=スティーブ・アーニール代表)、KWF(極真世界連盟=ルック・ホランダー代表)、極真館の各組織から代表選手73名が参加。2日間にわたって熱戦が繰り広げられた。

 試合は初日がベスト16まで行われ、2日目が決勝トーナメント。今大会は全般を通じて選手の実力が伯仲しており、極真の各組織を代表する選手たちが繰り広げるに相応しいハイレベルな試合が展開され、会場全体が緊張感と大きな歓声に包まれた。

<大会結果>
優 勝 アンドレイ・ビデューリン(極真館/ロシア)
準優勝 アレクセイ・メジェフツォフ(IFK/ロシア)
3 位 ラシド・ミンブラートフ(極真館/ロシア)
4 位 アルセン・ハチャトリヤン(IFK/ロシア)
5 位 ファラド・ママドフ(アゼルバイジャン)
6 位 ニコライ・ルーシン(IFK/ロシア)
7 位 パブロ・エステンソロ(スペイン)
8 位 マゴメド・ミツァエフ(極真館/ロシア)
敢闘賞 岩澤寿英(極真館/日本)

日本人選手結果
藤井脩祐ベスト16、岩澤寿英ベスト16、若林遼3回戦敗退、東海林亮介2回戦敗退

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