2012/10/19（金）UP
（最終更新：2020/04/15 12:47）

DEEP事務局
イーストアンドウエストpresents
「DEEP 60 IMPACT」
2012年10月19日（金）東京・後楽園ホール
開場17：30　開始18：00

キム・ホジュン（左）を昇侍（右）がTKOで下した

▼第9試合　フェザー級（65.8kg以下）　5分3R
○昇侍（KIBAマーシャルアーツクラブ/元ライト級キング・オブ・パンクラシスト）
TKO　2R2分1秒　※レフェリーストップ
●キム・ホジュン（CMA KOREA/TEAM POSSE）

ホジュンのキックがヒット

　昇侍と対戦を予定していたチェ・ドゥホが交通事故に遭い、試合直前に欠場。急きょホジュンが昇侍と対戦した。昇侍は着流しと日本刀を持った入場パフォーマンスで会場を沸かせた。

　1R、いきなり飛びヒザ蹴りを見せた昇侍。ホジュンはそれをキャッチしてテイクダウン、昇侍の立ち際を狙ってヒザ蹴りを入れる。しかしこれがDEEPでは反則となるグラウンド状態での顔面へのヒザ蹴りと判断されて、ホジュンに口頭注意が与えられた。

テイクダウンを狙うホジュン

　再開後、昇侍はジャブを突いてパンチで前に出る。組み付いたホジュンはロープに詰めて昇侍をテイクダウン。ブリッジでポジションを返そうとした昇侍の後ろに回り込み、バックポジションをキープ。

　昇侍は立ち上がりながらフロントチョークを狙うが、ホジュンは首を抜いて立ち上がる。しかしここでもホジュンがグラウンド状態での顔面へのヒザ蹴りを出してしまい、再び口頭注意が与えられる。再開後、ホジュンが左のヒザ蹴り。

フロントチョークを狙う昇侍

　昇侍も左フックを返す。ホジュンはそのまま組み付くがブレイク。再開後、昇侍のローにホジュンが右ストレート。パンチからタックルに入るが、昇侍がそれを切って首相撲からヒザ蹴りを突き上げる。

　2R、昇侍の左アッパーを空振りさせて組み付くホジュン。昇侍が首相撲からヒザ蹴りを狙うと、ホジュンは足をかけるようにテイクダウン狙い。そのまま組み付いて昇侍のバックにつく。正対する昇侍は首相撲からがホジュンの顔面にヒザ蹴り。

最終的に昇侍がTKO勝利を飾った

　何とか距離を取るホジュンだったが、昇侍は追いかけてボディにヒザ蹴り！　ホジュンがタックルに入るが力はなく、昇侍がそれを切る。立ち上がったホジュンに昇侍がパンチを連打。するとたまらずホジュンがダウン、レフェリーが試合を止めた。

　試合後、昇侍は再び着流しと日本刀を手に、入場と同じパフォーマンスで再び会場を沸かせた。

ドローが告げられ、肩を落とす北田俊亮（左）とDJ.taiki（右）

組み付いていく北田

▼第8試合　バンタム級（62kg以下）　5分3R
△DJ.taiki（フリー）
ドロー　判定1－0
△北田俊亮（パラエストラ千葉/DEEPフューチャーキングトーナメント200665kg級優勝）

　1R、サウスポーに構えるDJ.taikiがじりじりとプレッシャーをかけ、北田が距離を取る展開が続く。北田が片足タックルから組み付くと、フロントチョークを狙う北田をDJ.taikiがテイクダウンする。下になった北田は再びフロントチョーク！

　立ち上がるDJ.taikiだったが、北田はそのままフロントチョークで絞め続ける。これは失敗してガードポジションで下になった北田。脇を差して立ち上がり、DJ.taikiをロープに追い込む。ブレイク後、パンチで前に出るDJ.taikiに北田がタックルで組み付く。

DJがトップポジションへ

　2R、ここもサウスポーに構えてプレッシャーをかけるDJ.taiki。北田をコーナーに詰めると左ストレート。北田のタックルを潰してグラウンドで上になる。ここでも北田がフロントチョークを狙うが、DJ.taikiは足を抜いてパスガードする。

　北田も下から足関節を狙ってポジションを返そうとするが、DJ.taikiはトップポジションをキープ。パンチを落としながら、身体を起こした北田にフロントチョーク。

フロントチョークを狙うDJ

　これは極まらなかったが、DJ.taikiはトップをキープし続ける。北田がハーフガードからアームロック、そして腕十字へ。しかし残り時間が少なく極まらない。

　3R、DJ.taikiはサウスポーから左ミドル。北田が組み付くと、DJ.taikiはコーナーに押し込んでヒザ蹴り。ローブローでブレイクとなる。再開後、DJ.taikiが首相撲からヒザ蹴り、北田は足を払ってテイクダウンを狙うがDJ.taikiは倒れない。

前蹴りを放つDJ

　しかし北田は自ら引き込んで足関節。DJ.taikiは回転して、そこから脱出。北田はすぐにタックルに入るが、DJ.taikiは倒れない。ハーフガードで引き込む北田はアームロック。

　 DJ.taikiの腕を伸ばす。そのまま上のポジションを取り返す。すぐに体を反転させて立ち上がるDJ.taiki。北田がタックルから引き込むと、 DJ.taikiはパンチを落とす。判定はジャッジ1名がDJ.taikiを支持したものの、残り2名はドローとした。

伊藤崇文（下）をTKOで下した中村大介（上）

中村の蹴りがヒット

▼第7試合　ライト級（70.3kg以下）　5分2R
○中村大介（U- FILE CAMP/DEEPライト級王者）
TKO　2R32秒　※レフェリーストップ
●伊藤崇文（パンクラスism）

　DEEPライト級王者・中村とパンクラスismの伊藤が、DEEPvsパンクラスの対抗戦として激突。中村はDEEPのベルトを巻いてリングに上がる。

鮮やかなハイキックが繰り出される

　1R、サウスポーの伊藤に中村が右ミドルを蹴っていく。伊藤もインローと左ミドルを蹴り返し、中村はそこに左フック、右ミドルを蹴る。そして伊藤のタックルを切って中村が豪快な投げでテイクダウン。マウントポジションを取ると、背中を見せて立ち上がろうとする伊藤の後ろに回り込む。

　そのまま伊藤が立ち上がり、ブレイクとなった。再開後、伊藤が左ミドルと左ハイキック。中村は伊藤のタックルを切ってテイクダウンを許さない。中村はじりじりとプレッシャーをかけてインロー、四つ組からテイクダウンを奪う。

　そして亀になる伊藤に中村が腕十字。伊藤も必死に腕をクラッチして耐える。しかし中村は伊藤にバックを取られながらもアームロックの形を作り、伊藤の体を後方に返すようにして腕十字へ。伊藤もすぐにそれを察知して腕を抜き、タックルに入る。

　それを切って中村は伊藤をコーナーに詰めて左右の連打。伊藤のタックルを潰して鉄槌を落とす。

伊藤がたまらずダウン

　2R、中村がじりじりとプレッシャーをかけてコーナーを背負った伊藤に飛びヒザ蹴り！

　そこから左右の連打を打ち込むと伊藤がダウン！　レフェリーが試合を止め、中村のTKO勝利となった。

　試合後、マイクを持った中村は「まず伊藤さん、パンクラスから一人で乗り込んできてくれてありがとうございました」とお礼を言い、「今回が対抗戦の第一弾ということで、これから（対抗戦は）続くと思いますけど、自分は出て行きたいと思いますし、自分は伊藤さんや近藤（有己）とやりたいと思っているんで、階級とか関係なくどんどんやりたいと思います」と、パンクラスとのさらなる対抗戦を志願。