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【空道】加藤久輝が伝説と並ぶ史上4人目の記録達成

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2013/11/16(土)UP

【インタビュー・動画】勝つための格闘技医学 応急処置編
格闘技専門のスポーツドクターとして「強くなる医学」を研究・実践している二重作拓也先生が、格闘技の試合で起こりえるケガの応急処置法をインタビューと動画でわかりやすく紹介。

▲身長185cm、体重91kgの日本重量級エース加藤(右)が3度目の優勝

全日本空道連盟大道塾
「2013北斗旗全日本空道無差別選手権大会」
2013年11月16日(土)東京・国立代々木競技場第二体育館

 日本のエース・加藤久輝(安城同好会)が全日本無差別大会で3度目の優勝を達成、来年11月に開催される『第四回世界空道選手権大会』へ向けて弾みをつけた。全日本無差別3度目の優勝は、“ヒットマン”長田賢一、“覇王”山田利一郎、“達人”藤松泰通に続き史上4人目。伝説の男たちと肩を並べた。

▲序盤は見るからに不調だった加藤

 加藤は相手を吹っ飛ばすパンチ、豪快な投げ技で試合を見た者に強烈なインパクトを残すことから“メガ・インパクト”のニックネームを持つが、今大会では体調不良から2回戦、3回戦(1回戦はシード)は精彩を欠いた。

▲加藤(左)は道衣をつかんでキーナン(右)にパンチの連打

 しかし、準々決勝のキーナン・マイク(成田支部)戦でキーナンに猛攻を仕掛けられたところからスイッチが入り、左ストレートで効果を奪われた直後にフックを返して有効を奪い、さらに道衣をつかんでのパンチ、投げての決め(倒れた相手に2回以上の攻撃を寸止めで入れる)で効果を追加して圧勝。

▲元気のいい目黒(左)に手を焼いた加藤(右)だが、終わってみれば圧勝

 準決勝では21歳の新鋭・目黒雄太(長岡支部)の金的攻撃(身長+体重の体力指数が30以上ある場合、金的攻撃が認められる)に対し、金的蹴り上げを連発して場内をどよめかせ、左フックで有効、投げからの決めで効果を奪ってこれも圧勝。

▲加藤(右)がローキックを多用して中村(左)を退けた

 決勝戦は、大会前から「打倒・加藤」を宣言していた中村知大(総本部)との対戦に。気迫を前面に出してパンチを打つ中村に、加藤もすかさず打ち返す。途中から加藤はローキックを多用し、延長戦では左ローで有効を奪う。終了直前、中村に左フックで効果を奪われたが、有効の方が上位ポイントのため加藤の優勝が決まった。

 試合後、加藤は体調不良に加えて左拳を負傷して使えなかったことを告白。

「それでも優勝できてよかったです。自分に負けなかった」と、不利な条件でも優勝できたことが自信になったようだ。

 そして来年の世界大会については「絶対にやってやるとは言いにくいですが、勝ちたいです」と語った。

▲ベテランの前原(左)が通算6度目の優勝

 同時開催された秋・全日本女子大会では、2012年の全日本女子大会春・秋連覇の吉倉千秋(横浜北支部)が、塩田さやか(CHECKMAT JAPAN)に敗れる波乱。決勝はその塩田を準決勝で破った庄子亜久理(仙台西支部)と2006・2008・2009・2013春&2008秋・全日本女子で優勝しているベテランの前原映子(北本支部)で争われ、パンチをヒットさせていった前原が接戦を制して通算6度目の優勝を飾った。

<入賞者>
優 勝 加藤久輝(安城同好会)
準優勝 中村知大(総本部)
3 位 谷井翔太(早稲田大学準支部)
4 位 目黒雄太(長岡支部)
5 位 渡部秀一(岸和田支部)
6 位 キーナン・マイク(成田支部)
7 位 深澤元貴(総本部)
8 位 内田淳一(総本部)
特別賞 加藤和徳(吉祥寺支部)、塩田さやか(CHECKMAT JAPAN)

女子
優 勝 前原映子(北本支部)
準優勝 庄子亜久理(仙台西支部)

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