【レベルス】日菜太、ピンチ乗り越えバックブローでKO
Def Fellow
「REBELS.25 a.k.a. INNOVATION’s day」
2014年3月16日(日)東京・ディファ有明
▽第3部 REBELS-SF(REBELS SUPER FIGHT)
▼メインイベント(第6試合) REBELS70kg級タイトルマッチ REBELSルール 3分5R
○日菜太(クロスポイント吉祥寺/REBELS70kg級王者、GLORYライト級6位)
KO 2R1分23秒
●北斗拳太郎(ボスジムジャパン/REBELS70kg級2位/挑戦者)
※日菜太が初防衛に成功。
日菜太は現在7連勝の快進撃中で、世界最大のキックボクシング団体GLORYの世界ランキング6位。今回は昨年4月に獲得したREBELS 70kg級王座の初防衛戦となった。挑戦者の北斗はフィジカルの強さとハードパンチを武器にする。
左スネに包帯を巻いていた日菜太だが、これはスネが割れて血が出ているためで蹴れないほどの負傷ではないという。1R、北斗のワンツーをもらわずに左ロー、左ミドル、左ハイで攻めていた日菜太だが、終盤に北斗の左フックをもらって大きくグラつく。
あわやダウンかと思われるほどの強烈な一撃だったが、日菜太は左ローと3秒間だけ許される首相撲を多用してこのピンチをしのいだ。
2Rもまだダメージが残っているのか、ワンツーで攻めて来る北斗を抱えて首相撲やクリンチに持ち込む日菜太。北斗は勢いよくパンチで攻めていく。
しかし、左ハイで北斗をロープ際まで下がらせた日菜太は、左ミドルの空振りからバックブロー。この一撃が見事に決まり、北斗は吹っ飛ぶようにしてダウン。何とか立ち上がろうとする北斗だが起き上がることが出来ず、日菜太の鮮やかなKO勝ち防衛となった。
日菜太はマイクを持つと「北斗選手のパンチが1Rに効いてしまいました。でも踏みとどまれたのは、もう1回絶対に世界で戦いたいという気持ちがあったからです。僕の方が悔しい思いをしてきて、今は上を向いているからです」と訴えかけるように語る。
「北斗選手と今日負けてしまった選手に言いたいのは、僕も10回以上負けています。でも、諦めなければチャンスは巡ってきます」とメッセージを送ると、「僕は前に進むので応援お願いします」とファンにアピールした。
▼セミファイナル(第5試合) 60kg級 REBELSルール 3分3R
○町田 光(橋本道場/Japan Kickboxing Innovation/REBELS60kg級王者、元MA日本スーパーフェザー級王者、元WPMF日本スーパーフェザー級王者)
KO 1R2分55秒
●チョ・ジェファン(韓国/X-GYM/大韓ムエタイ協会スーパーフェザー級2位)
居合パンチを始めとする数々のオリジナル必殺技でマニアックな人気を誇る町田が、16歳の韓国新鋭ファイター、チョと対戦。
町田は4月20日(日)同所で開催される『REBELS.26 ~the duel~』のメインイベントで、REBELS-MUAYTHAIスーパーフェザー級王者ヤスユキ(Dropout)との王者対決が決定しているため、今回はその前哨戦となる。
1R、町田は左ローと左ミドルで攻めつつ、チョが蹴ってくると蹴り足をキャッチしてのコカしを連発。チョは何度も宙を舞ってマットに叩きつけられる。その度に町田は頭を下げてお辞儀し、場内は大ウケ。
このコカしでペースを握ったか、町田は左ミドル、右ロー、そして居合パンチと攻め込む。
チョもパンチとローで反撃しようとするが、町田の勢いは止まらず、最後はワンツーをもらって下がったチョのボディにヒザ蹴りを入れて町田が圧勝した。
「僕はキックボクシングを日本に広めたい」とマイクアピールする町田。そこでヤスユキからのビデオメッセージが会場スクリーンで上映された。ヤスユキの「僕と真剣の斬り合いをしてください」とのメッセージを受けた町田は、「僕の居合パンチが通用するのか、お前ら見ておけ!」と叫んだ。
試合後、町田は試合中に何度もお辞儀した理由は「姿勢がよくなるんです。日本人はその姿勢を大切にするからパワーが出るんです。今日のテーマは姿勢でした」と、独自の理論を説明した。
▼第4試合 52.5kg級 REBELSルール 3分3R
△加藤竜二(橋本道場/Japan Kickboxing Innovation/WBCムエタイ・インターナショナル・フライ級暫定王者、WBCムエタイ日本フライ級王者、INNOVATIONフライ級王者、元MA日本フライ級王者、元WPMF日本フライ級王者)
ドロー 判定0-1 ※28-29、29-29、29-29
△ユン・ドクジェ(韓国/SAMSAN GYM/大韓ムエタイ協会ジュニアフライ級王座)
五冠王・加藤は得意の後ろ廻し蹴りでKOを量産し、注目度を高めている軽量級トップファイター。
対するユンはまだ22歳ながら21勝6敗と経験豊富で、イランやロシアで開催されたアマチュアムエタイのトーナメントでも優勝。軽量級ながら177cmの長身を誇る。
1Rからユンがただものではないことが分かった。長い足を利した左ハイ、左ミドル、右ロー、前蹴りで勢いよく攻め、加藤も蹴りで応戦。
転倒した加藤にユンが蹴りを入れ、怒った加藤は顔を近付けて睨みつける。その後もパンチと蹴りの相打ちが続き、加藤の後ろ廻し蹴りをユンは前蹴りで防ぐ。
2Rにもユンは転倒した加藤にヒザ蹴りを見舞い、レッドカード(減点1)が提示される。怒りをあらわにする加藤は左ミドルと左右フック。ユンも勢いよく前へ出ての蹴り、首相撲からのヒザ蹴りと一歩も譲らない。
3Rもユンの勢いは衰えず、長い手足とバネを利して蹴り技で攻め、パンチでも打ち合う。加藤は後ろ蹴りや胴廻し回転蹴りを繰り出すが不発。手数で優ったユンだが、減点が響いてドローとなった。
加藤は「僕の負けです。次はタイトルマッチでもう1回やろう」と即座に再戦をアピールし、ユンも「次は僕がKOで勝ちます」と言い放った。
大会後、山口元気レベルス代表は「ユン選手は強くなる。次はフライ級でムエタイルールの試合をやらせたい」とユンに合格点を出した。
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