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【IGF】メインで勝利した石井慧に藤田和之が再戦要求

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2014/04/05(土)UP

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プロの興行作りと選手の在り方、スターとは…
「投げた石は波紋が起きなければ意味がない」

▲石井慧(左)にビンタを見舞い、再戦をアピールした藤田和之(右)

イノキ・ゲノム・フェデレーション(IGF)
「INOKI GENOME FIGHT 1」
2014年4月5日 (土)東京・両国国技館

▼メインイベント 第9試合 IGFルール 5分2R
○石井 慧(ブラック・ハウス/レインMMA/IGFチャンピオンシップ王者)
判定3-0 ※20-19、20-19、20-18
●フィリップ・デ・フライ(イギリス)

 昨年の大みそかに藤田和之を破り、IGF王者となった石井の第一戦。対戦相手のフライはその勝利のほとんどをチョークスリーパーによる一本勝ちで飾っている寝技が得意な選手で、4月まで世界最大のMMA団体『UFC』に参戦していた。IGFには昨年の大みそかに初参戦し、やはりチョークスリーパーで1Rに一本勝ちしている。

 1R、ジャブで近づくフライに石井は左フック、左ロー。フライは組み付いてヒザ蹴りからフロントチョークの体勢に。離れた石井は組み付いてきたフライを豪快に投げ、テイクダウンすると抑え込む。立ち上がるフライを再び大外刈りで投げた石井。サイドポジションからフライの頭部にヒジ、ヒザを入れる。

 2R、フライが右ストレート、右アッパー。パンチからバックに回ろうとするフライだが、石井はディフェンスする。逆に石井が投げてバックに回り、立ち上がるフライをさらに投げようとしたが、フライはロープをつかむ。

 フライに注意が与えられて試合再開。石井は左ロー、フライは左右のパンチからヒザ蹴り。フライのアッパーがヒットするが、石井は組み付いて投げる。抑え込む石井だが、そこから技を仕掛けることが出来ず時間切れ。判定で石井が勝利した。

 すると、ここで藤田和之がリングインし、「おい! チャンピオン! 俺のリマッチ受けてくれるよな? いつ何時誰の挑戦でも受けるんだろ? 嘘はねえか?」と石井に再戦をマイクでアピール。石井にビンタを見舞う。石井もビンタをやり返すと、藤田は「お前はただでさえ地味で暗くて不細工だが、男だよ。よし、やるぞ」とさらなるアピール。

 石井もマイクを持つと「いつ何時でもどんなルールでも受けます」と藤田の挑戦を受諾。藤田は「次、リマッチやるからよ。今日はそのために来たんだよ。おい、主催者! ここで発表しろ!」と要求。主催者は出てこなかったが、大会後にIGF取締役のサイモン・ケリー・猪木氏は「ファンが一番見たいなら前向きに考えます。候補にあげます」と、ファンが望むなら両者の再戦を組むとコメントした。


 


▼セミファイナル 第8試合 IGFルールマッチ 5分2R
○ミノワマン(フリー)
一本 1R2分26秒 ※裏アキレス腱固め
●ヨーラン・ウルフ(スウェーデン)

 3月19日に第一子(男の子)が生まれたというミノワマンの、父としての第一戦は7戦全勝の戦績を持つ“北欧の狼”ウルフとの対戦。両者の身長差は18cmもある(ミノワマンが175cm、ウルフが193cm)。

 1R、パンチやローでけん制するウルフにミノワマンは右ローで対抗。その右ローからタックルに入ったミノワマンがテイクダウンに成功する。

 ミノワマンは相手の片足をつかむとアキレス腱固めの形から相手のヒザを思い切りひねる。ウルフのヒザがあらぬ方向に折れ曲がり、リングサイドには“ボキッ”という音が響いてミノワマンの一本勝ち。ウルフは担架で運ばれた。

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