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【DEEP KICK】王者・憂也、元ラジャランカーを撃破

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2014/07/20(日)UP

DEEP☆KICK実行委員会
「DEEP☆KICK 21」
2014年7月20日(日)大阪・アゼリア大正ホール

▼メインイベント(第10試合) 66.5kg契約 
○憂也(魁塾/DEEP☆KICK65kg級王者)
判定2-1 ※28-27、28-27、27-28
●チューチャイ・ハーデスワークアウトジム(タイ/ハーデスワークアウトジム/元ラジャナムダンスタジアムウェルター級5位)

 憂也は前回大会4月の「DEEP☆KICK 20」にて、韓国ウェルター級王者ベク・マンソンとの王者対決を1RKOで下し、DEEP☆KICK王者としての意地を見せた。今回は元ラジャダムナンスタジアム5位のチューチャイ。

 1R、サウスポーに構えるチューチャイの左ミドルに対して憂也がローキックで返す展開から始まる。チューチャイはガードを下げて豪快な左ストレートを放つが、憂也は冷静に交わしてショートのジャブを当てていく。

 2R、憂也は右ストレートから右ローキック。左ミドルから左ストレートのチューチャイとの攻防の中、憂也が前に出てコーナーに追い込みショートのパンチを当てていく。

 3R、憂也の前蹴りをキャッチしてから大振りのフックで倒しにかかるチューチャイ。これを優也は冷静にブロック。チューチャイの左ミドルで憂也の右腕は赤く染まる。憂也は構わず前に出てパンチをボディーストレートから左フックを放つ。両者のパンチが交錯する中、組み付きが多くなり、レフェリーから両者に減点が2度与えられた。その後、一進一退の攻防が続く中、終了のゴング。

 判定は2-1、パンチの手数とアグレッシブポイントで僅かに上回った憂也が僅差で激闘を制した。試合後の控室では「メインを張らせてもらったのに倒せなくて申し訳ない。元ラジャダムナンのランカーということで試合前から緊張して、実際に戦ってみて本当に強かったです。 次は他団体のチャンピオンやランカーと戦って必ず倒して会場を盛り上げます」と他団体実力者狩りをアピールした。


 


▼セミファイナル2(第9試合) DEEP☆KICK vs BOUT対抗戦 58kg契約
○TARO(月心会)
判定3-0 ※28-26、28-26、29-26
●永山敬之(士道館札幌道場)
※2R、永山がダウン2回
※3R、両者組み付きで減点1

 関西のDEEP☆KICKと北海道のBOUTは去年から交流戦を持ち、これまではDEEP☆KICKの選手がBOUTのリングに上がってきたが、今回はBOUTのエース永山が関西に乗り込んでくる形となった。迎え撃つはDEEP☆KICK3度目の参戦となるTARO。

 1R序盤、永山は両手を高く上げてテンポよくジャブから左ミドルを放つ。TAROは右ストレート、左フックと速い回転のパンチを放つが、永山はスウェーで巧みにかわす。中盤、TAROは細かいパンチからローキック、続けて左フックと永山をとらえる。負けじと前に出る永山に対し、TAROはフットワークで距離を保ちながらローキックを放つ。

 2R、パンチで勝負に出たTAROが永山の左ミドルに合わせて右ストレート、1度目のダウンを奪う。調子の上がるTARO。さらに前に出て永山をコーナーに追い込み連打で再びダウン。耐える永山は、TAROの激しい猛攻を何とか凌ぎ切る。

 3R、逆転を狙いプレッシャーをかけながら前進する永山に対し、TAROはジャブと右ミドルで距離をとる。さらに永山は前に出て攻めると、TAROはパンチをもらいながらもカウンターの右ローで応える。互いに前に出る攻防が続くと、組付きが多くなりレフェリーから両者に減点1が与えられる。終盤永山は必死に攻めるもTAROがうまく交わし試合終了のゴング。2Rで2度のダウンを奪ったTAROがBOUTのエースを撃破した。

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