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【JTAテコンドー】女王・市坪愛が3連覇達成でMVP

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2014/11/29(土)UP

eFightの試合動画
試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

▲市坪(右)と高(左)の女子決勝は激しい蹴りの応酬となった

JTA日本テコンドー協会
「第25回全日本フルコンタクト・テコンドー選手権大会-ITA杯
東日本大震災福島県子供基金支援チャリティー」
2014年11月29日(土)東京・後楽園ホール

【速報動画】男子・女子の決勝戦(ノーカット) 

▲女子決勝/市坪(右)の後ろ廻し蹴りを高(左)は前蹴りで防ぐ

 既存のライトコンタクトルールではなく、KO勝ちを認める直接打撃制ルールによって争われるフルコンタクトテコンドーの全日本選手権大会が、25回目の開催を迎えた。

 リングを使用し、本戦2分(延長1分2回まで、決勝戦のみ3回まで)で行う男女別の無差別級トーナメント。上段・中段への蹴り(ローキックは禁止)と中段への突き、そして上段突き(蹴りを生かす程度の額とアゴへの攻撃)を用いての一本(KO)勝ちや技あり、または時間内にダウンがなければ判定によって勝敗が決せられる。

女子決勝/市坪(左)のカカト落としがヒットする

 大会最優秀選手賞(MVP)を獲得したのは、女子組手無差別級トーナメントで3連覇を達成した市坪愛(横浜市立大学テコンドー部)だった。

 市坪は9年間バスケットボールを経験後、大学に入ってからテコンドーを始め、2012年の全日本選手権大会で初優勝。河明生会長が「逸材」と太鼓判を押し、翌年も優勝して2連覇を達成した。しかし、今年8月の関西大会では新人選手にまさかの1回戦負け。10月の全日本学生選手権大会でも後輩に1回戦負けを喫するという不調に見舞われる。

「2連覇して慢心があったのではないか」と河会長は指摘したが、女王は鮮やかに蘇った。初戦、準決勝を勝ち上がって決勝戦へ進出し、神奈川大会女子組手優勝・高伶香(こう・れいか/武蔵小杉テコンドー倶楽部)と対戦。テコンドーらしい蹴り技の応酬となり、本戦は1-1のドローに。

▲3連覇を達成した市坪にMVPの大きなトロフィーが渡された

 延長戦でも両者は休むことなく蹴りを繰り出し、カカト落としや相手の後ろ廻し蹴りにカウンターで放つ後ろ廻し蹴りが交錯する。判定はまたも1-1と割れたが、3人目の審判は市坪を支持。判定2-1の僅差で市坪が優勝を遂げた。

「3連覇のプレッシャーがかなりあって、初戦から苦しい試合が続きました。決勝では延長戦で出し切れていい試合が出来たと思います」と、トーナメントを振り返った市坪。現在大学4年生で来春の就職も内定しており、「来年も出場出来るかどうかは分かりませんが、続けられるなら4連破を目指したい」と語った。

▲男子決勝/趙(左)のカカト落とし

 男子組手無差別級トーナメントの決勝戦は、2年前と同じ組み合わせの趙哲来(ちょう・てつらい/鎌倉大船テコンドー倶楽部)vs倉田剛志(東京港テコンドー倶楽部)となった。

 趙は第22回・23回全日本王者、倉田は昨年の第24回全日本王者。

▲男子決勝/趙(左)の強烈な突きで倉田(右)の動きが鈍る

 こちらも接戦となり本戦の判定は1-1でドロー。延長戦までもつれ込み、蹴りだけでなく強烈なボディへの突きでダメージを与えた趙が倉田を返り討ちにし、通算3度目の優勝を飾った。

 

【速報動画】男子・女子の決勝戦(ノーカット) 


 ●愛川ゆず季による「試割式」のニュースはこちら

RESULT

▼男子組手無差別級トーナメント
優 勝 趙 哲来(鎌倉大船テコンドー倶楽部)
準優勝 倉田剛志(東京港テコンドー倶楽部)
3 位 小山恭弘(横浜鶴見テコンドー倶楽部) 

▼女子組手無差別級トーナメント
優 勝 市坪 愛(横浜市立大学テコンドー部)
準優勝 高 伶香(武蔵小杉テコンドー倶楽部)

▼壮年部組手無差別級トーナメント
優 勝 宮城良太(神戸六甲テコンドー倶楽部)

▼蹴武型トーナメント
優 勝 植田博和(東京江東テコンドー倶楽部)
準優勝 山崎崇史(岡山大学体育会テコンドー部)
3 位 上岡紀美子(東京江東テコンドー倶楽部)
4 位 近藤弘章(神戸六甲テコンドー倶楽部)

▼蹴武の型 団体戦
優 勝 東京江東テコンドー倶楽部(植田博和、上岡紀美子、角田和美)
準優勝 岡山大学体育会テコンドー部(喜安なるみ、山崎祟史、北村清一)

▼未来のチャンピオン戦 蹴武型少年少女部
優 勝 福島良菜(福岡筑紫野テコンドー倶楽部)
準優勝 野原颯太(長崎佐世保テコンドー倶楽部)
3 位 森 慎治(福岡筑紫野テコンドー倶楽部)

▼未来のチャンピオン戦 小学生男子組手
王者 二川海斗(兵庫加古川)

▼未来のチャンピオン戦 中学生女子組手
王者 福島良菜(福岡筑紫野テコンドー倶楽部)

▼未来のチャンピオン戦 中学生男子組手
王者 野原颯太(長崎佐世保テコンドー倶楽部)
準優勝 伊藤岳陽(名古屋天白テコンドー倶楽部)
3 位 鶴橋風汰(静岡藤枝テコンドー倶楽部)

▼新人賞
山崎崇史(岡山大学体育会テコンドー部)

▼最優秀選手賞
市坪 愛(横浜市立大学テコンドー部)

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