【REAL】ヒクソンの息子クロン、1分5秒で一本勝ち
FIGHTING GLOBE
「REAL 1」
2014年12月23日(火)東京・有明コロシアム
▼第11試合 メインイベント 73kg以下級 5分5R
○クロン・グレイシー(ブラジル)
一本 1R1分05秒 ※腕十字固め
●キム・ヒョンス(韓国)
ヒクソン・グレイシーの次男クロンが日本でプロデビュー戦を迎えた。対戦相手のヒョンスはレスリングベースの選手で、クロンと同じく今回がデビュー戦となる。レスリングでは全韓国フリースタイル選手権を連覇し、韓国で“レスリングで師事するとすればこの人”と言われるほどの強さ、人気、信頼の3拍子を兼ね備えたカリスマ中のカリスマだという。
この試合はクロンからの提案で、失神またはタップアウト(ギブアップ)でのみ勝敗が決まる特別ルールで行われた。
1R、組み付くクロンにヒョンスはアッパー。一度離れ、再び組み付いたクロンが引き込み、自ら下になる。そして三角絞めから腕十字を極め、鮮やかな速攻勝利を飾った。
クロンは「いい試合が出来たと思います。厳しい練習を何ヶ月もやってきてそれが実った。デビュー戦だったので勉強しないといけないことがいろいろありましたが、勝ててよかったです。いいオファーがあればまた試合に挑みたいと思います。ぜひまたREALで戦いたい」とコメント。
セコンドで試合を見守っていたヒクソンは、「デビュー戦でいろいろ心配していたこともあったが、早い段階で勝ててよかった。短い試合だったが、練習の成果が出た。また次の試合に挑ませたいが、今日はただ喜んでいたい」と息子の勝利を喜んだ。
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▼第10試合 セミファイナル REALウェルター級タイトルマッチ 5分3R
○マルコス・ソウザ(ボンサイ柔術/王者)
一本 1R3分39秒 ※腕十字固め
●高木健太(リバーサルジム川口REDIPS/挑戦者)
※ソウザが初防衛に成功。
中国のMMA(総合格闘技)大会『武林風』で初代REALウェルター級王座に就いたソウザが、パンクラスで活躍する高木を相手に初防衛戦。ソウザはブラジリアン柔術の世界王者であり、MMA戦績は3戦全勝。
1R、高木が右フックで脅かし、プレッシャーをかけていく。高木の左ハイを受け止めたソウザが寝技に持ち込み、バックを奪うが高木は立ち上がる。タックルでテイクダウンしたソウザがマウントを奪うと、高木はまたも立ち上がる。
するとソウザはバックに投げようとして失敗するが、すぐに上のポジションを奪うとバックマウント。背後からパンチを叩き込み、マウントになると流れるような動きで腕十字を極めて一本勝ちを奪った。
初防衛に成功したソウザは、「いい試合が出来て良かった。今日は自分にとって特別な日です。3年前にお父さんが亡くなったからです。その時に戦いをやめようかと思ったんですが、また戻って来られてよかった。もっと練習していい試合を重ねていきたい。今回は対戦相手が日本人でしたが、自分にも日本人の血が流れています。だから次回は違う国の選手と戦いたい。8年前から日本で暮らしていますが、日系人であること、日本に住んでいることを誇りに思っています」とコメントした。
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