【新日本キック】江幡が逆転TKOで王座防衛
新日本キックボクシング協会
「TITANS NEOS 17」
2015年4月19日(日)東京・後楽園ホール
▼第15試合 メインイベント WKBA世界スーパーバンタム級タイトルマッチ 日タイ国際戦 3分5R
○江幡 塁(伊原道場本部/王者)
TKO 4R 2分23秒
●ペッナムヌン・ソー.パンヨーキット(タイ/元タイ北部ミニマム級、ライトフライ級、スーパーフライ級王者/挑戦者)
※江幡が初防衛に成功。
双子の兄・睦が3月大会でWKBA世界王座から陥落してしまったため、弟の塁は何としても王座を防衛したいところ。挑戦者ペッナムヌンは元タイ北部3階級制覇王者で157戦118勝(20KO)35敗4分の戦績を誇る。
1R、ペッナムヌンの左ハイキックが飛ぶ。塁は辛うじてディフェンスするが会場がどよめく。
慎重にローキックを返す塁。得意のボディブローで攻撃するが、腕でブロックされて蹴りを返される。右フックで攻めてもかわされてしまい、塁の研究をしているような動きを見せた。
2R、1Rよりも一歩踏み込んでローを狙う塁。さらに左右のフックでペッナムヌンに襲いかかる。
これでリズムをつかんだのか、奥足へのローをヒット。「効いた!」とセコンドの睦が叫び、右フックも浅くヒットさせて互角に持ち込んだ。
3R、今度はペッナムヌンが逆襲に転じる。ミドルを何度も塁に決めて、ハイでKOを狙う。さらに鋭いワンツーが塁に襲いかかり、ペッナムヌンがペースを取り返した。
4R、再び劣勢に立たされた塁は、前蹴りを決めてペッナムヌンを転倒させる。奥足へのローも効果的に決めて、反撃開始。ペッナムヌンも下がらずに蹴り合い、打ち合いに応じる。打ち合いになった時に、塁の右アッパーがまともにアゴへ入る。前のめりに倒れるペッナムヌン。すぐにレフェリーが試合をストップ。窮地に立たされた王者が、王座を防衛した。
マイクを握った塁は、「兄がベルトを失って寂しい思いをしましたが、僕がベルトを防衛して新日本キック、キック界の救世主になります」と力強く宣言した。
▼第14試合 セミファイナル 日韓国際戦 68kg契約 3分3R
○渡辺健司(伊原道場稲城支部/日本ウェルター級王者)
判定3-0 ※30-29、30-28、30-28
●キム・ドンス(韓国)
1R、ミドルキックの蹴り合い。互いにスタイルが似ているのか、同じ距離で蹴り合う。右フックを繰り出すキム。渡辺もフックを返した。ほとんど差がない。
2R、渡辺がミドル。キムもミドル。ローも蹴り合う。キムの右フックが入るが、渡辺はヒジ打ちを返す。首相撲の攻防が目立つが、離れると互いに打ち合った。
3R、キムは前へ出て右ストレート。渡辺は左フックを返す。互いにタフなのか打たれても下がらない。
渡辺の縦ヒジが入り、キムが出血。これで止まるかと思われたが、試合続行。最後まで両者は打ち合い、会場を盛り上げる。判定は3-0で渡辺が勝利を収めた。
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