【ボクシング】攻めまくった高山が初防衛

2015/04/22（水）UP
（最終更新：2015/04/23 12:31）

井岡ボクシングジム
「ダブル世界タイトルマッチ」
2015年4月22日（水）大阪府立体育会館

▼IBF世界ミニマム級タイトルマッチ　3分12R
○高山勝成（仲里ジム/IBF世界ミニマム級王者）
9R負傷判定3-0　※86-85、90-81、87-84
●ファーラン・サックリンJr.（タイ/IBF世界ライトフライ級8位/挑戦者）
※高山が初防衛に成功。

　昨年の大みそか、日本人初の4団体（WBA、WBC、IBF、WBO）制覇を達成した高山が、IBF王座の初防衛戦に臨む。挑戦者は元世界王者を父に持つファーラン。31戦のキャリアの中で一度もKO負けしたことがない、一階級上のライトフライ級の世界ランカーだ。

　1R、開始ゴングと同時に高山がダッシュして右フックの奇襲を仕掛ける。軽快なフットワークで左へ回り込んで行く高山は積極的にパンチを出していき、ファーランはリーチで12.4cm上回る長い手から右のパンチを中心に迎え撃ち、鋭い左フックへつなげる。

　2Rから6Rまで、全くペースの落ちない高山が何度もコーナーやロープ際へファーランを追い詰めて連打を見舞う。ファーランもカウンターを打ち返してくるが、高山の圧倒的な手数とスピードが優る。

　7Rはいったん様子を見たか、これまでのラウンドほど攻めていかなかった高山だが、8Rには再び前に出て行ってファーランをロープに詰める。高山がボディ、顔面へ連打を見舞い、ファーランは身体を左右に捻りながら左右フックと右アッパーを返す。無尽蔵のスタミナを誇る高山の連打が止まらない。

　しかし9R、偶然のバッティングで両目上から出血した高山にドクターチェックが入る。高山が詰めていったところでファーランの右アッパーが強烈にヒット。初めて高山が下がり、ファーランが前に出る。

　2度目のドクターチェックで高山にストップがかかり、偶然のバッティングによる負傷のため9R2分19秒までの採点で勝敗が決せられることに。判定3-0で高山が初防衛に成功した。

※井岡一翔vsレベコのWBA世界フライ級タイトルマッチはこちら

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▼第5試合　日本スーパーフライ級タイトルマッチ　3分10R
○石田　匠（井岡ジム/王者）
判定2－1　※95－96、96－95、97－96
●江藤大喜（白井・具志堅スポーツジム/挑戦者）

▼第4試合　ライトフライ級　3分8R
○宮崎　亮（井岡ジム）
KO　4R1分22秒
●ナムポン・シットサイトーン（タイ）

▼第3試合　ミニマム級　3分8R
○小西伶弥（真正ジム）
判定3－0　※79－73、78－74、78－74
●清水健太（渥美ジム）

▼第2試合　スーパーフライ級　3分8R
○橋詰将義（井岡ジム）
KO　3R2分8秒
●セーンラチャン・ソーテパタニー（タイ）

▼第1試合　50.0kg契約　3分6R
○竹中　佳（高砂ジム）
判定3－0　※60－54、60－56、60－55
●カニタ・サックナロン（タイ）