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【ボクシング】井岡が世界最速3階級制覇

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2015/04/22(水)UP

藤本京太郎のヘビー級ガチスパーリング!
2012年大みそかの東洋太平洋王座決定戦直前スパーリング。オーストラリアから呼んだスパーリングパートナーのプロボクサーが、京太郎を倒しに来る!

▲井岡(右)はセコンドで見守る叔父・弘樹の前で右カウンターを決めた

井岡ボクシングジム
「ダブル世界タイトルマッチ」
2015年4月22日(水)大阪府立体育会館
 

▼WBA世界フライ級タイトルマッチ 3分12R
○井岡一翔(井岡ジム/WBA世界フライ級3位・挑戦者)
判定2-0 ※114-114、115-113、116-113
●ファン・カルロス・レベコ(アルゼンチン/WBA世界フライ級王者)
※井岡が新王座に就く。レベコは9度目の防衛に失敗。

 井岡は昨年5月、3階級制覇を狙ってIBF世界フライ級タイトルマッチに臨んだが惜敗。プロ初黒星を喫した。その後、世界前哨戦で2連勝し、再び3階級制覇に挑んだ。

 対するレベコは井岡と同じく2階級を制覇した王者で、戦績は35勝(19KO)1敗。今回が9度目の防衛戦。

 1Rからジャブを多用し、左ボディブローを打ち込む井岡。2R終盤にはレベコの左フックをかわした井岡の左フックがクリーンヒット、レベコは大きくグラつき、3Rにも井岡が右のカウンターを決める。

 4Rからは徐々に圧力を強めていくレベコが左右フックを強振していく。ジャブで距離をとる井岡と入り込みたいレベコの攻防が続く。

 7R、レベコが入り込んでフック、アッパー、ボディブローを連打。井岡のジャブ一発に対し、パンチを連打でまとめてくる。レベコの鋭い左ボディブローからの左フックに井岡が下がる。

 8Rは井岡が左ボディブローを何度も繰り出す。レベコは左フックで応戦。レベコの突進をかわした井岡が右ストレートをヒット。足を滑らせた王者に、井岡はノーガードになってジャブを出す余裕を見せた。

 9~11Rも前に出るレベコに井岡は右のカウンターを決めていく。強引に距離を詰めるレベコも11Rには負けじと連打で前進して井岡にロープを背負わせた。

 最終12R、レベコのパンチに左右フックを合わせようとする井岡。ワンツーにも右ストレートを返す。レベコが前に出て攻めて行くと井岡も右のカウンターを放つ。

 フルラウンド戦っての判定決着となり、判定2-0の僅差で井岡が勝利。井岡本人も含めて井岡陣営は男泣き。井岡は「3階級獲ったぞ!」と叫び、「叔父さんと僕が合わせて6回目(の3階級制覇挑戦)。正念場でしたが、皆さんの応援があって打ち勝つことが出来ました」とファンに何度もお礼を述べた。

 叔父・井岡弘樹が果たせなかった3階級制覇を、世界最速のプロ18戦目で成し遂げた(日本人の3階級制覇は亀田興毅に続いて2人目)。

※高山勝成vsファーランのIBF世界ミニマム級タイトルマッチはこちら 

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