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【Krush】山崎、世界四冠王撃破で3度目の防衛に成功

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2015/06/12(金)UP

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グッドルーザー
「Krush.55」
2015年6月12日(金)東京・後楽園ホール

▲カナベラル(左)に右ハイキックを見舞う山崎秀晃(右)

▼第9試合 メインイベント Krush -63kg級タイトルマッチ 3分3R延長1R
○山崎秀晃(チームドラゴン/Krush -63kg王者)
判定3-0 ※30-28、30-28、30-29
●ジョアン・カナベラル(コロンビア/Team Apache Frankfurt/WKA世界スーパーライト級王者、ISKA K-1ルール世界同級王者、WKU世界同級王者、IKBO世界同級王者、WKAヨーロッパ同級王者/挑戦者)
※山崎が3度目の防衛に成功

 山崎は昨年11月のK-1トーナメント1回戦でゲーオ・フェアテックスに敗れ、その試合で負った額の陥没骨折と眼窩底骨折の大怪我を乗り越えての再起戦となった。対するカナベラルは今回が初来日。ISKAなど、4つの世界王座を保持し、29勝(10KO)2敗という高い勝率を誇る。

 1R、構えを頻繁にスイッチし様子をうかがうカナベラルに対し、山崎は遠い間合いからバックスピン、左ミドル、バックブロー。2Rになると山崎が距離を詰めて連打を仕掛けると、カナベラルはコンパクトなパンチの連打を返していていく。終了直後に山崎は左フックを当てカナベラルは腰を落としたものの、これはノーダウン。

 3R、強引に前に出る山崎が連打を仕掛けるが、カナベラルは組み突いて攻撃を遮断。「倒しにいこうと力んでしまった」という山崎は大振りになってしまい決定打を与えられない。終盤に右ミドルをクリーンヒットさせたが、カナベラルを追い込むことができず試合終了。

 フルマークの判定勝利で3度目の防衛に成功した山崎だったが、「ブランクは関係ありません。最後まで仕留めることが出来ず、100%復活とは言えない内容だった」と肩を落とした。

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▲堀尾竜司(左)の左ミドルで顔を歪める石田圭祐

▼第8試合 セミファイナル 第4代Krush -55kg級王座決定トーナメント一回戦Aブロック 3分3R延長1R
○堀尾竜司(TRY HARD GYM)
延長判定2-1 ※10-9、10-9、9-10
●石田圭祐(チームドラゴン)
※堀尾が準決勝に進出 

 第3代Krush-55kg級王者・大雅が同王座を返上したことを受け、今大会から8人参加のトーナメントが開幕。優勝候補の2人、堀尾と石田は2013年のYOUTH GPで対戦し、堀尾がドクターストップによるTKO勝ちを収めている。

 1Rは石田が主導権を握る展開。左ボディを効かせて堀尾をコーナーに追い込む。

 2Rになると、今度は逆に堀尾が前に出続け、テンカオからパンチにつなぐ速いコンビネーション。3R、接近戦を仕掛ける石田に対し、堀尾は突き放してヒザ蹴り、ミドル。お互いに激しい打ち合いを見せ、本戦はドロー。延長戦もお互いに手数を出し続ける展開となり、僅差で堀尾が判定勝利した。

 

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