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【極真会館】リアルハイキックガール対決は永吉が勝利

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2015/08/25(火)UP

極真会館
「2015極真祭/2015全日本女子空手道選手権大会」

2015年8月23日(日)京都府立体育館

17歳の高校生、永吉美優(右)は体格とリーチを生かし今年の全日本軽量級王者の女子大生、小田幸奈に判定勝利しリアルハイキックガール対決を制した。

 無差別で行われた全日本女子空手道選手権大会、“リアル・ハイキックガール対決”と注目された現役高校生・永吉美優(城西世田谷東支部/2015年国際青少年大会・15歳~17歳女子+50kg級優勝)と現役女子大生・小田幸奈(広島県支部/2015年 全日本軽量級優勝)の対戦が、予想通り3回戦で実現。

小田のノーモーションのハイキックを見事に見切った

 序盤から両者ともに蹴り技を中心に試合を進めていくが、身長で7センチ上回る永吉が上段前蹴り、上段廻し蹴りを連打で繰り出して優位に進める。
 小田は離れては永吉の蹴りに阻まれて自分の距離を掴めず、接近戦でも永吉の中段膝蹴りをもらい、なかなか自分の組手ができない。永吉が攻撃の数や勢いなど、優勢のまま試合時間の2分間が終了、4-0の判定で勝利した。
この試合についてスマイルジャパン副監督の竹石修(千葉中央支部支部長)は「小田選手は今年11月の無差別世界大会の選抜選手なので永吉のような体格のいい選手と対戦できて良い経験をした。今回で得たものがあると思う。世界大会につなげて欲しい」とした。

 永吉は続く準決勝戦、今年6月に対戦して敗れた全日本ウェイト制重量級優勝者・田中千尋(北大阪支部)とのリベンジマッチ。本戦は1-0とやや押し気味な展開だったが、延長に入るとパワーで優る田中が強引に突き主体で前に出て5-0の判定負け。
 高校生の全日本チャンピオン誕生とはならなかったが、3位決定戦で師匠・成嶋竜ゆずりの必殺・左上段廻し蹴りを得意にする“元祖リアル・ハイキックガール”太田菜月(総本部/2013世界女子軽量級優勝)と対戦。

世界女子王者大田に勝利した永吉(右)

太田の突き攻撃には苦戦したものの、永吉は左右の前蹴りで攻め込み、上段廻し蹴りで何度も太田の頭を狙っていった。
 試合はリーチや体格、そして若さと勢いで優る永吉に対し、攻めあぐねた太田が押しの反則(注意2つで減点1)を取られて敗退。
 永吉は上段への蹴り技を得意にする小田・太田といった11月の女子世界大会日本代表2名を下して潜在能力の髙さを証明し、“リアル・ハイキックガール”の名称を不動のものにした。

全日本女子入賞者。左から準優勝/田中千尋、優勝/田崎佑麻、3位/永吉美優、4位/太田菜月

 大会は昨年優勝者の田崎佑麻(広島県支部)が決勝で田中を判定3-0で破って2連覇、6月の全日本ウェイト制重量級決勝の雪辱を果たすとともに通算4度目の優勝を手にした。世界大会まで残り3カ月、“スマイルJAPAN”(女子日本代表チームの愛称)は、田崎・田中のツートップを軸に海外の強豪に挑む。 

結果一覧
2015
全日本女子空手道選手権大会
■女子 無差別級
優勝/田崎佑麻(広島県支部)
準優勝/田中千尋(北大阪支部)
3位/永吉美優(城西世田谷東支部)
4位/太田菜月(総本部)

 

極真祭 同時開催競技 結果一覧(優勝者のみ)
2015 極真祭(2015年8月22日・23日=京都府立体育館)

■8月22日(土)
2015 全日本型競技空手道選手権大会/個人の部
■6歳~8歳男女混合
優勝/田口永真(本部直轄浅草道場)

■9歳男女混合
優勝/曽根涼太郎(千葉県北支部)

■10歳男女混合
優勝/神山藍伽(奈良支部)

■11歳男女混合
優勝/田口心温(本部直轄浅草道場)

■12歳~14歳 男子
優勝/小川 隼(下総支部)

■12歳~14歳 女子
優勝/高橋向日葵(東京城東支部)

■15歳~34歳 男子
優勝/髙橋佑汰(東京城北支部)

■15歳~34歳 女子
優勝/髙橋円香(総本部)

■35歳以上 男子
優勝/三宅義人(徳島・岡山南支部)

■35歳以上 女子
優勝/田中美奈子(本部直轄浅草道場)

 

2015 全日本青少年空手道選手権大会

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