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【極真会館】強豪ロシア勢30名大暴れ 世界大会開幕

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2015/11/20(金)UP

国際空手道連盟 極真会館主催
第11回全世界空手道選手権大会(1日目)
2015年11月20日(金)東京体育館 

昨年の全日本大会で優勝したダルメンは1回戦、南アフリカの大型選手に突きの連打で戦意喪失を奪い一本勝ち

 東京体育館で3日間かけて行われる極真会館主催「全世界空手道選手権大会」が今日(20日)開幕した。
世界各地の大会の上位選手が出場権を獲得し約50の国から192名の選手が参加。

 注目すべきは毎回開催国特権で、今回も日本選手18名と代表選手は多いが、ロシアは何と倍近く上回る30名が代表選手として参加。ロシア大会で出場権を得た選手はもちろん、他国でも優勝、入賞者が続出。昨年の全日本大会ではベスト8にロシア選手が優勝含め3名、今年のオールアメリカン大会ではベスト8にロシア選手が6名、今年のヨーロッパウェイト制大会ではベスト4にロシア選手5名など世界の各地区の大会で出場権を獲得しこの世界大会に出場してきている。

今年のロシア重量級王者のシャルコシャン。193cm、98kgの身体から繰出される強烈な突きの連打

 そのロシア勢、本日行われた1回戦で圧倒的強さを見せつけた。2013年ヨーロッパ中量級準優勝のエキモフは後ろ廻し蹴りで相手を失神させ1本勝ち、世界ウェイト制中量級3位のティトゥコフは外廻し蹴りと後ろ蹴りで合わせて一本勝ち、19歳の新鋭コロソフは飛び二段廻しでダウンを奪い1本、前回の世界大会(2011年)3位のカパナーゼは中段蹴り一発でダウンを奪い1本、昨年の全日本を制したダルメンは身長では12センチ上回る192センチ110kgのタバニ(南アフリカ)に対し突きの連打でボディを効かせ戦意喪失で一本勝ち。
 そして一本勝ちはならなかったものの、今年の全ロシア重量級王者で198cm、98kgのデビット・シャルコシャンは相手をボディでダウン寸前にまでするなど、もはやロシア勢優勝の勢い。 

技の応酬で互角だったがロシア側の反則が響きロシア勢で唯一敗退したアバストフ(左)勝利したのはアメリカ代表でアメリカ在住の日本人ソウタ・ナカノ

 その30名のロシア勢の中で敗退は1名のみ。アメリカ代表で日本国籍のソウタ・ナカノがロシアのアバストフと技の応酬で互角に渡り合い延長戦でアバストフの2度にわたる顔面殴打(素手のため手による顔面攻撃は禁止、蹴りはOK)があり減点1、判定でナカノが勝利した。

 なお、日本人は不戦勝を含め全員が勝利。森善十朗、高橋佑汰は対戦相手欠場で不戦勝、鎌田翔平が中段膝蹴りで1本勝ち、大澤佳心と荒木聡は下段回し蹴りで1本勝ち、一昨年の全日本王者の安島喬平、昨年全日本準優勝の荒田昇毅、17歳最年少の南原健太ら判定ながら危なげなく勝ち進んだ。

軽快な動きで判定勝ちながらボディを効かせ圧勝した17歳・最年少の南原健太(左)

 明日(21日)は2回戦、3回戦が行われ日本人18人中、森と澤村勇太以外は全員ロシア勢と対戦することになる。

 大会前の記者会見(9月30日)で松井章圭館長は「日本の王座奪回の可能性は厳しく見て40%、期待込みで60%」と厳しい見方をしている。

 明日の日本、ロシア全面対決、日本選手で4回戦まで勝ち上がれるのは果たして誰か。


  

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