【全空連】国際戦のプレミアリーグ 男女個人形で日本優勝
世界空手連盟(WKF)/全日本空手道連盟(JKF)
「プレミアリーグオキナワジャパン」
2015年11月28日(土)沖縄県立武道館
11/28-29沖縄県立武道館で開催されているWKFプレミアリーグ沖縄大会初日 男女個人形と男女団体形が行われた。
プレミアリーグとは、世界中で開催されるWKF(世界空手連盟)主催のオープン大会。2015年は年間8大会開催され、出場した選手は大会成績によりポイントが付与され、8回目の大会総合優勝が決まる。毎回出場し上位成績をコンスタントに上げれば総合優勝も可能だ。
今年はこの沖縄が最終の8大会目。
男子形の部(個人)
世界王者である地元沖縄出身の喜友名諒(2014世界形優勝、2014全日本形優勝)が他を圧倒するパフォーマンスで優勝。前世界チャンピオンのアントニオ・ディアス(ヴェネズエラ)や現ヨーロッパチャンピオンのダミアン(ドバイ・スペイン)など強豪が集まったトーナメントを、柔らかさと力強さの矛盾する二つの力を咀嚼した空手のアイデンティティを見事に表現した形で、勝ち上がった。
決勝戦は同じ日本代表の新馬場一世(昨年の全日本(形)準優勝)。喜友名の伝家の宝刀スーパーリンペイに対して新馬場はチャタンヤラクーシャンクーで形を打つ。新馬場もスピード感とキレのある形を見せたが、地元のプレッシャーを力に変える喜友名には一歩及ばず、判定4-1で喜友名がプレミアリーグ沖縄の2連覇を達成。総合優勝はダミアン(ドバイ・スペイン)。
女子形の部(個人)
注目の準決勝は今年1月のプレミアリーグ・パリ決勝と同じ顔ぶれとなった、近年急速に実力を伸ばすサンドラ・サンチェス(ドバイ・スペイン)と岩本衣美里の戦い。
岩本のスーパーリンペイにサンチェスがチャタンヤラクーシャンクーを選択し、拮抗した戦いながらも5-0でサンチェスが決勝に駒を進めた。
一方の山は清水希容(2014世界形優勝、2014全日本形優勝)がやはり盤石。地元代表の照屋真子(沖縄)が独特なリズムと緩急で目を見張る形を見せたが、清水から旗を奪うことはできなかった。
世界が注目する決勝は、サンチェスの最も得意とするパープーレンに、清水も最も得意なチャタンヤラクーシャンクーと、共に力を出し尽くす戦い。サンチェスが体の内側から溢れるパープーレンで観客を唸らせたが、やはり世界女王の清水が一段上か。5-0で清水の優勝となった。総合優勝はサンチェス(ドバイ・スペイン)となった。
明日29日(日)は組手と団体形の決勝が行われる。
photo&text N.Matsushita
試合結果
男子個人形
【優勝】喜友名諒
【準優勝】新馬場一世
【3位】ダミアン(ドバイ・スペイン)/金城新
総合優勝:ダミアン(ドバイ・スペイン)
※総合優勝は今年のプレミアリーグ8大会の成績ポイントから最も多いポイント数の選手が選ばれる
女子個人形
【優勝】清水希容
【準優勝】サンチェス(ドバイ・スペイン)
【3位】照屋真子/岩本衣美里
総合優勝:サンチェス(ドバイ・スペイン)
男子2連覇の喜友名諒選手による指導中に披露した形 アーナン (空手ジャーナル youtubeより)
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