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【DEEP KICK】鈴木真彦、ハト胸をKOで初防衛に成功

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2015/12/23(水)UP

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DEEP☆KICK実行委員会
「DEEP☆KICK 28」
2015年12月23日(水・祝)大阪・旭区民センター大ホール

KO勝ちで初防衛に成功した鈴木真彦(右)

▼第8試合 メインイベント DEEP☆KICK 55kg級タイトルマッチ 3分3R
○鈴木真彦(山口道場/王者)
TKO 2R2分9秒 ※レフェリーストップ
●ハト胸むな男(TeamFreeStyle)
※鈴木が初防衛に成功

 鈴木は昨年9月のタイトルマッチで、王者・田中一輝にTKO勝ちして王座を奪取。強打のパンチを武器に7戦無敗、17歳で王者となった。その後、8月のBLADE-55kgトーナメントでは、一回戦で那須川天心と対戦。自身初のKO負けを喫し、今回が復帰戦となる。

 対するハト胸はDEEP☆KICKを主戦場とし、前回9月大会では伊奈良太を完封した。

 1R、鈴木はローからミドル、左ハイと足を使う。ハト胸はパンチを返すが、まだペースは掴めない。中盤、鈴木がハト胸をとらえコーナーへ。ヒザとパンチで攻める。ハト胸は攻撃が散漫な感じで1Rを終えた。

 2R、打ち合っていく両者。ハト胸は回転しながら蹴りで奇襲。しかし、鈴木も飛びヒザから蹴り。ハト胸は疲労が見え始めるものの、パンチからハイキック。しかし、鈴木は冷静に首相撲からヒザを打ち込む。さらにロープへ追い込みラッシュを仕掛けると、ハト胸がダウン。レフェリーが止め、鈴木が初防衛に成功した。

 マイクを握った鈴木は「連敗していて、久しぶりの試合が防衛戦で緊張していましたが、防衛できてよかったです。もう負けるのは飽きたので、来年からは連勝でいきます」とアピールした。試合後には、「来年は他団体のいろんな王者に勝っていきたい」とした。


 

判定勝利で王座挑戦権を獲得した上杉(左)

▼第6試合 セミファイナル DEEP☆KICK 60kg級王座挑戦者決定戦 3分3R延長1R
○上杉文博(究道会館)
判定3-0 ※29-28、29-28、29-27
●足利也真登(FightClubRush)
※上杉が王座挑戦権を獲得

 DEEP KICK60kg王者・山口侑馬への挑戦権を懸けてランキング1位・上杉と2位・足利が対戦。上杉は今年2月、同60kg王者決定戦で山口と対戦しており、延長判定までもつれる大激闘を演じて僅差で敗れた。「必ず山口を倒してベルトを巻く、足利はその通過点」と上杉は豪語している。対する足利は7月大会ではSHINSUKEを1RでKOしている。

 1R、ローキックからの滑り出し。上杉はあまり手を見せず、足利の方が手数は多い。中盤、上杉のパンチで足利が少しグラつく。お互いにまだタイミングをはかって終了。

 2R、上杉がパンチで前に出る。足利もヒザ、パンチで応酬するが、上杉のパンチの圧力の前に攻めあぐねる。上杉の左パンチで足利がダウン! 上杉はコーナーへ追い込んで激しく打ち合う。まだ余裕のある上杉、疲労が見え始めている足利。

 3R、後がない足利がロー、ヒザ、パンチで前に出る。上杉もパンチを返す。足利はハイキック、バックキックで奇襲をかけるも、足が止まってしまう。コーナーへ詰めていく上杉。足利も意地で前に出るが、疲労の色が濃い。終了直前、足利がコーナーに追い込むが、上杉はすぐに離れてパンチを打ち、優勢を保って終了。判定は3-0、上杉が貫禄を見せ、タイトルマッチへの切符を手にした。

 マイクを握った上杉は「もう一度(王座に)挑戦させてもらうので、山口選手、出て来てください!」と山口をリング上に呼び込む。すると、山口は「ホンマにレベルが低いと思って見ていました。僕なら3秒で倒せます。僕とやるなら、もっと頑張ってください」と挑発した。

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