【ボクシング】山中、ダウンの応酬制しV10
『ワールドプレミアムボクシング』
2016年3月4日(金)島津アリーナ京都
▼WBC世界バンタム級タイトルマッチ 12回戦
○山中慎介(帝拳・王者)
判定3-0 ※3者とも117-107
●リボリオ・ソリス(ベネズエラ・前WBA世界スーパーフライ級王者)
※王者・山中が10度目の防衛に成功
日本人4人目の10度目の2桁連続防衛なるか。これまでKO負けが無い前WBA世界スーパーフライ級王者リボリオ・ソリスに山中が神の左でKO勝ちができるかにも注目が集まった。
1Rから山中のワンツーをボディに集めソリスが後退し順調な滑り出し。2Rには山中が開始早々右フックでダウンを奪う。
しかし3Rにソリスの右ストレートが山中の顔をとらえ、まさかのダウンを奪われ山中は挑戦者に初めてダウンを奪われた。立ち上がった後ソリスのパンチのラッシュでロープに詰められる山中。山中がワンツーを打ちにいったところにソリスの右ストレートがカウンターで入り山中が2度目のダウンを喫する。立ち上がったところを再びラッシュ。山中は耐え抜く。
4R、一転して山中はソリスの攻撃を見てしっかり左を当てていく。
6R、序盤ソリスがラッシュしかけ山中の顔面にパンチを見舞う。山中が再びロープに詰められるも中盤から距離をとり山中のジャブから左ボディ、後半には左ストレートを確実に当てていく。
7R、積極的に前へ前へ出るソリス。山中は下がりながら左ストレートをボディに連続して当てていきソリスの動きが一瞬止まる。
8Rもソリスの攻撃をうまくかわしながら右のジャブからボディへのストレートをボディと顎に決めていく。
そして9Rには山中の左ストレートがソリスの顎を打ち抜き2度目のダウンを奪う。
10R、ソリスのラッシュに山中はロープに詰められ顔にヒットを許すシーンもあったが山中はボディと顔面に上下に左を打ち分け冷静に当てていく。
12R、ソリスが前に入ってきたところに山中の神の左がヒットしソリスは鼻の上を切り、鼻血も流す流血戦に。山中のパンチが何度かヒットし、顔を血で赤く染めながらもソリスは倒れず勝負は判定に。
お互い2回ダウンを奪い合ったが全ラウンドを通してパンチをしっかり当てていった山中が3者とも3-0、117-107の差をつけ山中が勝利。日本人4人目の10連続防衛を果たした。
試合後山中は「2回もダウンしたが、中盤から足が動くようになって、自分のボクシングになったが、後援会、高校のOBも来て、いいところ見せたいと思ってしまい、空回りしてしまった。(今日は奥様の誕生日に勝てたことについて)沙也乃の誕生日が一番のプレッシャーだった」と勝利後、微笑を見せた。
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