【ムエタイ】福田海斗、ビックマッチで現役ラジャランカーに惜敗
「スック ワンキントーン」
2016年3月7日(月・現地時間)タイ・ラジャダムナンスタジアム
▼第2試合 111ポンド(50.3kg)契約 3分5R
○ルアンデート・サックビチャン(タイ/プロムエタイ協会ミニフライ級王者、ラジャダムナン・ルンピニー認定ミニフライ級1位)
判定3-0 ※49-47、49-47、48-47
●カイト・ウォーワンチャイ(=福田海斗/キングムエ/プロムエタイ協会フライ級王者、ラジャダムナン認定フライ級1位、ルンピニー認定フライ級4位)
今回は111ポンド契約、福田にとっては通常より少ない体重での試合で体格的には有利となるはずであったが、これが裏目に出ることになる。
序盤、いつものようにじっくりと様子見の福田に対し、ルアンデートは時折高速のパンチコンビネーションで福田の顔を捉える。さらに左ミドルもヒット、ルアンデートのスピード感に福田は少々戸惑っているようだが、福田も負けじとワンツーをヒットさせる。
3R、前進する福田に対しルアンデートはいきなり豪快なコカシ技を決める。福田の戦法をよく研究しているようで、サウスポーにスイッチしながら福田を翻弄する。それでも福田は圧力をかけ前進するが、ルアンデートは下がりながらジャブ・左ミドルで先手を制し組ませない。
4R、福田は右ミドルで先制し、2発3発とクリーンヒットすると場内はこの試合1番の盛り上がりをみせる。元々ムエカオであるルアンデートが前に出ない消極的な戦いであることをギャンブラーは嫌っているようだ。それでも、ルアンデートは福田の追撃を許さず、また福田も最後まで詰めきれず、お互いの決め手がかみ合わない試合となってしまった。
最終R、ギャンブラーの苛立ちとは裏腹に、ポイント的に後がない福田はパンチとヒジでKO狙い。終盤、福田のヒジがヒットしルアンデートは流血するもストップまでには至らず、惜しくも福田の判定負けとなった。
試合後、福田は「自分でもびっくりするくらい、途中でスタミナが切れ力が入らなかった」と減量の影響が大きかったことを告白した。長年ムエタイを見続けているベテランギャンブラーも「カイトは体格も大きいし、111~112ポンドではもう無理だ。113~115ポンドでないと彼の良さが生きないよ」と階級アップを提案。
福田陣営の今後の動向が気になるところだが、4月にもラジャダムナンスタジアムでの試合が決定している。対戦相手と契約体重がどうなるか注目だ。
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写真提供:ムエサイアム
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