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【サバット】日本王者が世界大会英国代表に勝つ

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2016/05/01(日)UP

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男子-60kgトーナメント決勝戦で、日本の三本(右)が世界大会イギリス代表のブッシュアウェイ(左)を破って優勝

coupe W 開催委員会/JAPAN SAVATE CLUB
「Tokyo Open 2016」
2016年5月1日(日)東京・モンデール銀座ホール

ボクシンググローブと靴を着用し、蹴り主体で試合は行われる

 フランス発祥の格闘技「サバット」の国際大会が開催された。サバットはフランス式ボクシング、足技のボクシングなどとも呼ばれる蹴り技主体の格闘技。日本でもお馴染みのアーネスト・ホースト、ジェラルド・ゴルドーがサバットの王者になったことがある。

 この大会はジャパン・サバット・クラブに所属する有志で構成された「coupe W」 開催委員会が運営するサバット日本唯一の大会。昨年までは「W-cup」が大会名だったが、どの国のどの年で行われている大会なのか分かりにくいと海外選手から指摘があったため、今大会より「Tokyo Open」に名称が変更された。今回はフランス、イギリス、アイルランド、ブルガリアなどから12名の外国人選手が参加。

男子70kgは決勝で日本のSHIN(左)がアイルランドのオマリー(右)に勝って優勝

 ルールは靴とグローブを着用し、頭部を蹴ると4点、腹部なら2点、足なら1点。パンチは頭部・腹部いずれも1点、というポイント制になっており、ダウンを奪うような強い打撃は禁止され、反則となるライトコンタクトルール。

 男子-60kgトーナメントの決勝戦では、昨年の同大会で初優勝した三本貴彦(ジャパン・サバット・クラブ)が、世界大会イギリス代表のジョージ・ブッシュアウェイと対戦した。三本はこれが海外選手とは初の対戦となった。

男子-65kg決勝はフランス人対決となり、ベリリ(右)がボーメン(左)を破って優勝

 1R、両者前足の下段・中段蹴りで様子を見る。双方の蹴りが交錯する中、徐々に三本のスピードが上回り始め、サイドステップからのローや後ろ回し蹴りを駆使してブッシュアウェイからポイントを取る。このラウンドは三本が優勢。

 2R、ブッシュアウェイのスピードが上がり始め、両者の攻防が拮抗する。中段の突き蹴りの応酬の中、三本の後ろ回し蹴りがブッシュアウェイにヒット。一方ブッシュアウェイは左右の素早い連続蹴りで、三本を振り回す。ヒット数でわずかに三本が上回る。

プロのキックボクサーとしても活躍するルミナ・K(右)が女子-52kgで優勝。決勝では本場フランスの選手を破った

 3R、両者の均衡が続く中、ブッシュアウェイが三本にハイキックを当てアピール。これを受け、双方下段・中段狙いからハイキックの応酬へ。ブッシュアウェイが再度ハイキックをヒットさせ、アピール。三本、上段後ろ回し蹴りでポイント奪還を図るも防がれ、ラウンド終了。

 3Rはブッシュアウェイが優勢だったが、1・2Rでポイントを取得した三本が、判定2-0で日英対決を制した。

 全7階級で男子-75kgと男子-65kgは外国人選手の優勝となったが、5階級は日本人選手が優勝。女子-52kgではプロのキックボクサーとしても試合を行っているルミナ・Kが優勝を飾っている。

●編集部オススメ記事
・K-1にもサバット王者が参戦した
・アーネスト・ホーストを輩出した格闘技で原万里子が世界二連覇 

<試合結果>

▼男子-60kg
優 勝 三本貴彦(日本)
準優勝 ジョージ・ブッシュアウェイ (イギリス)

▼男子-65kg
優 勝 ジャメル・ベリリ(フランス)
準優勝 ティエリー・ボーモン(フランス)

▼男子-70kg
優 勝 SHIN(日本)
準優勝 マーティン・オマリー(アイルランド)

▼男子-75kg
優 勝 ステファン・タルディッツ(ブルガリア)
準優勝 アラン・タルディッツ(フランス)

▼女子-48kg
優 勝 義之晶子(日本)

▼女子-52kg
優 勝 ルミナ・K(日本)

▼女子-65kg
優 勝 エドガー千佳(日本)

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