【UFC】無敗のKO男対決はガーブラントが1RでKO勝ち

2016/05/29（日）UP
（最終更新：2016/07/13 07:54）

▼ウェルター級　5分3R
○リック・ストーリー（アメリカ/UFCウェルター級11位）
判定3－0　※29－28、29－28、29－27
●タレック・サフィジーヌ（ベルギー/UFCウェルター級10位）

　元ストライクフォース世界ウェルター級王者で、日本の『DREAM』にも参戦したサフィジーヌ。UFCは今回が4戦目となる（2勝1敗）。ストーリーはレスリング出身で国家警備隊に所属する士官。

　1R、勢いよく突っ込んでパンチとローで攻めるのはストーリー。サフィジーヌはストーリーが組み付いてくると、離れ際にハイやミドルを繰り出す。何度も組み付いていくがストーリーはテイクダウンを奪えず、サフィジーヌの首相撲からのヒザ蹴りをもらう。

　2Rもタックルで組み付いていくストーリーだが、やはりテイクダウンを奪えずサフィジーヌのヒザ蹴り、ハイキックを喰う。ストーリーが組み付く、離れ際にサフィジーヌが打撃を入れるという展開が続いた。

　3R、ストーリーがパンチ＆ローで前へ出て、サフィジーヌがローを返す。サフィジーヌは手数が少なく消極的。それでも組み付いてきたストーリーにヒジ、ヒザを見舞う。離れ際にはハイキック。場内に「USA」コールが鳴り響く中、ストーリーは最後のテイクダウンも奪うことは出来なかったが、サフィジーヌよりも攻める場面が多く、判定勝ちした。

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ALL PHOTO＝Zuffa, LLC (c) / GettyImages (c) 

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▼ミドル級　5分3R
○クリス・カモージ（アメリカ）
判定3－0　※三者とも29－27
●ヴィトー・ミランダ（ブラジル）

　1R、お互いにローとパンチで様子を見ていた序盤、カモージが右を連打しながら近付いて右ヒジを見舞う。ジャブを連打したカモージが左ハイを放つと、ミランダが肩口で受け止めて裏アキレス腱固めの形へ持っていくが、カモージも足を取りにいってアキレス腱固めの体勢に。両者が相手の片足を持ったまま上半身を起こしてパンチを打ち合った。

　2R、テイクダウンを奪ったカモージがバックを奪い、側頭部へヒジを見舞う。そのまま上をキープするカモージがヒジやパンチを打ち、ミランダは流血。このラウンドはカモージが圧倒的優勢で終えた。

　3R、ハイキックを狙うミランダだが、組み付いたカモージがバックに回って持ち上げ、豪快にテイクダウン。サイドから抑え込み、ヒジを見舞う。立ち上がるとパンチからハイキックを繰り出すミランダだが、パワーが感じられない。カモージは勝利を確信したのか、カウンター狙いの消極戦法。ミランダは前へ出てパンチ、蹴りを放つが、カモージはのらりくらりとかわしていく。カモージの判定勝ちとなった。

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▼ウェルター級　5分3R
○ロレンツ・ラーキン（アメリカ）
判定2－1　29－28、28－29、29－28
●ホルヘ・マスヴィダル（アメリカ）

　1R、ラーキンが左ミドルを綺麗にヒットさせると、徐々に打ち合いが始まる。右ストレートでマスヴィダルを大きく仰け反らせるラーキン。マスヴィダルも後ろ蹴りからの右ストレートで反撃する。終盤、ラーキンの指がマスヴィダルの目に入ってしまう。

　2R、ラーキンが二段蹴りを放つがマスヴィダルはブロック。パンチからヒジ、ローからパンチとコンビネーションでマスヴィダルを追い込む。マスヴィダルもパンチ、ヒジで反撃するが、ラーキンの打撃のヒット数が上回る。さらに、ラウンド終了直前にはラーキンがテイクダウンも奪った。

　3R、下がりながらもパンチを当てていくラーキンが組み付くと、マスヴィダルはヒジを見舞う。さらに立ったままフロントチョークの体勢に。これを逃れるとラーキンの右フックが強烈にヒット。マスヴィダルは再びフロントチョークに捕え、ラーキンを背後に投げる。立ち上がるラーキンにパンチを打たれながらもすぐに組み付くマスヴィダルは何度もヒジを見舞う。ラーキンがバックスピンエルボーを放ったところで試合終了。

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