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【シュートボクシング】RENAが圧倒TKO勝ち、MIOはトーナメント制覇

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2016/07/07(木)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

初防衛に成功したRENA(左)と48kg級アジアトーナメントを制したMIO(右)

シュートボクシング協会
「Girls S-cup 2016 ~七夕ジョシカク祭り~」
2016年7月7日(木)東京・豊洲PIT

強烈な左ボディブローを叩き込むRENA

▼第7試合 SB女子世界フライ級タイトルマッチ エキスパートクラスルール 50.0kg契約 3分5R
○RENA(シーザージム/SB女子世界フライ級王者)
TKO 3R 1分42秒 ※左ヒザ蹴り
●クラウディア・パウィカ(ポーランド/GMT GYM/WAK-1F女子世界フライ級王者)
※RENAが初防衛に成功。

 RENAが世界タイトル初防衛戦を迎えた。挑戦者はムエタイ、キック、散打の三冠王バウィカ。MMA(総合格闘技)の経験もあり、データではRENAよりも身長が4cm高い164cmだが、実際はそれよりも身長差がありそうだ。

 1R、パンチで前に出てくるパウィカにタイミングのいい前蹴りをカウンターで突き刺すRENA。さらに左右ロー、右ストレート。パウィカは早くも前蹴りを嫌がる素振りを見せる。

 2R、ジャブから前のめりになって右ストレートを打ち込んでくるパウィカ。RENAもジャブで下がらせて強い右ロー。パウィカが頭を下げて入ってくると、フロントチョークに捕らえてヒザを見舞う。

 残り1分でRENAが首相撲からのヒザ蹴りを連打、これが効いた。続く左ボディブローがクリーンヒットする。そこからはRENAの独壇場。ボディを徹底的に攻め、左ボディブローでダウンを奪う。

 3R、突き刺すような左前蹴りとヒザ蹴りでボディを攻めるRENAがパンチの連打でスタンディングダウンを奪う。さらにボディへの連打、ヒザ蹴り、そして左ボディブローからの左ヒザ蹴りを突き刺すと、パウィカを力なく崩れ落ちる。レフェリーが止めるのと同時にセコンドからタオルも投入され、RENAのTKO勝ちとなった。

 RENAは、「若手が頑張ってくれて緊張感が伝わって、私も久しぶりに緊張したんですがこの大会は私の大会なので私が頑張らないといけないと思いました。もっともっと強くなる予定なのでSBを引っ張りたいし、女子格闘技を盛り上げたい」とマイクアピール。さらには「今日は七夕なので皆さんが私の彦星様です」と言うと、場内からは歓声があがった。

 試合後のインタビューでは、シーザー武志会長から教わっていたドSな新技はローキックだったことを明かし、「まだ練習が足りなかった。距離がつかめなかったです」と言い、「ボディブローは昔からの得意技。最初のダウンを奪った時、ボディで倒したいと思ったのでフロントチョークが2度極まりそうだったけれどあえて打撃でいきました」との余裕があったと語った。

 また、RENAは「男子もいる中でメインをはりたい」との目標を語っていたが、シーザー武志会長は今回のTKO勝ちで「やらせてあげようと思う」と、近い将来男子も含めた大会でのメインをRENAに任せることを断言した。

●編集部オススメ記事
・RENA笑顔で計量パス=世界タイトル戦
・RENA”ドSな新技”でKO防衛だ



鋭い右ストレートを放つMIO(右)

▼第6試合 Girls S-cup48kgアジアトーナメント2016決勝戦 48kg契約 エキスパートクラス特別ルール 3分3R
○MIO(シーザージム/Girls S-cup-48kg日本トーナメント2015王者)
延長R 判定2-0 ※10-9、10-10、10-9
●Union朱里(グラップリングシュートボクサーズ名古屋/SBミニマム級3位)
※MIOがトーナメント優勝。本戦の判定は29-28、29-29、29-29。

 アジアトーナメントの決勝戦は、1回戦でユリカGSBとフルラウンド戦って判定勝ちしたMIOと、1回戦でYURIに1Rわずか1分2秒でKO勝ちした朱里で争われた。

 1R、サウスポースタイルから左ストレートで前に出る朱里。MIOも右ストレート、左フックで打ち合い、右ミドルを入れる。朱里の左ストレートを被弾するも右ストレートを返すMIO。朱里の左ミドルには右ミドルを返す。両者首投げを狙うがいずれも失敗。

 2R、朱里の左ストレートとMIOの右ストレートが交互にヒット。前に出る朱里が組んでのヒザ蹴りと組んだままボディへのパンチ。この組みヒザでMIOは動きが止まってしまう。終盤、MIOは打ち合うが朱里も互角に打ち合う。

 3R、懸命にパンチを放ち、右ミドルにつなげるMIOだが、組まれてヒザをもらうと動きが止まってしまう。しかし終盤は右ストレートを連発し、右ミドルと右ローを蹴り続けるMIO。

 ジャッジ1名がMIOを支持したが、2名がドローで延長戦へ。前に出てくる朱里のボディをパンチで狙い撃ちするMIO。手数は朱里が出ているが、右ストレートのヒット数でMIOがやや優る。判定2-0でMIOが接戦を制した。

 MIOは「私、夢を語り勝手に上京を決めてたくさんのひとに迷惑をかけたんですが。いま本当に夢のようです。これからもっともっと頑張ります」と時折声を詰まらせながら語り、「私は芸能界にも挑戦したく、アクション女優の夢をかなえたいので格闘技と両立していきたいと思います。これからめちゃめちゃ倒せるパワーのある選手になるのでよろしくお願いします」と勝利者インタビューに答えた。

●編集部オススメ記事
・アジアトーナメント出場のMIOが余裕の計量パス
・アジア前哨戦のMIOが新鋭MISAKIとの激戦制す

●次ページは村田夏南子vsイローナ・ワイマン、トーナメント1回戦

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