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【UFC】マイアがコンディットに1R一本勝ち

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2016/08/27(土)UP

 

コンディットを背後からチョークで絞め上げるマイア

WME-IMG
「UFC on FOX 21」
2016年8月27日(土・現地時間)カナダ・ブリティッシュコロンビア州バンクーバー ロジャーズ・アリーナ

▼ウェルター級 5分5R
○デミアン・マイア(ブラジル/UFCウェルター級3位)
一本 1R 1分52秒 ※チョークスリーパー
●カーロス・コンディット(アメリカ/UFCウェルター級4位)

 コンディットは39戦30勝9敗のMMA(総合格闘技)戦績を収めており、そのうち15勝がKO・TKO、13勝が一本という高い決定力を誇る。今年1月のUFCウェルター級タイトルマッチで当時の王者ロビー・ローラーに挑戦し、激闘の末に判定2-1で涙をのんだ。試合後には引退をほのめかす発言をしていたが、今回の再起戦に臨むことになった。

 対するマイアはアブダビコンバットやムンジアルといった数々の柔術世界大会で優勝した実績の持ち主。UFCには2007年から参戦し、2010年には当時アンデウソン・シウバが保持するUFCミドル級王座に挑戦するなど活躍。現在も5連勝中と好調を維持する。 

 1R、サウスポーに構えた両者。マイアが鋭い片足タックルからテイクダウンに成功。コンディットはハーフガードでこらえるが、マイアは足を抜いてマウントポジションへ移行する。コンディットが亀の状態になるが、マイアは背後からすかさずチョーク。これがかっちりと極まると、コンディットが力なくタップした。

試合後に喜びの涙を流したマイア

 試合後、一点を見つめて放心状態のコンディットに対し、涙を流して喜ぶマイア。コンディットに勝てた喜びを語るとともに「タイトルに挑戦する資格は得たと思う」と、王座挑戦をアピールした。一方のコンディットは「最初にマイアにおめでとうと言いたい」と勝者を称え、「今後のことはまだ分からない。今はただただ落胆している」とコメントした。


 

オリベイラ(右)の顔面にパンチを打ち込むペティス(左)

▼フェザー級 5分3R
アンソニー・ぺティス(アメリカ)
一本 3R 1分49秒 ※フロントチョーク
チャールズ・オリベイラ(ブラジル/UFCフェザー級6位)

 1R開始早々、オリベイラはペティスに組み付き、左足をつかんでテイクダウンを狙うが、ペティスはケージ(金網)を背に上手くディフェンス。両者はいったん離れるが、オリベイラは再び組み付き、テイクダウンに成功。そのままバックを取るが、ペティスは巧みに体勢を入れ替え、トップポジションを奪うと上からパンチとヒジを落として攻める。再び両者スタンドの状態に戻ると、ペティスが強烈な左ミドル。これが効いたオリベイラは自ら寝転がり、ペティスの追撃を何とか振り切る。

 2R、ペティスのボディストレート、ボディフックにオリベイラは一瞬顔を歪める。ペティスが畳み掛けるかと思われたが、火が付いたオリベイラが打撃で前に出る。しかし、やはり寝技で勝負したいオリベイラは、ペティスに背後から飛びつき、そのまま転がるように寝技に移行。背後を奪うとチョークを狙うが、またもペティスが上手く体勢を入れ替えてトップポジションを奪う。

 3R、オリベイラがテイクダウンからしつこく寝技で攻めるが、ペティスの巧みなディフェンスの前になかなか技を極めることが出来ない。いったん立ち上がろうとしたペティスに対し、オリベイラは組み付こうと頭から飛び込むようにタックル。ペティスはすかさずオリベイラの首に腕を回して一気に締め上げると、オリベイラはたまらずタップした。

 ペティスがオリベイラのお株を奪う一本勝ちを収めた。 

PHOTO=Zuffa, LLC (c) / GettyImages (c)

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