【UFC】契約争奪トーナメント、扇久保博正が一本勝ちで初戦突破
UFCとの正式契約を争って選手たちが2チームに分かれて共同生活、トーナメントで優勝者が決まるまでを追う選手育成番組『ジ・アルティメット・ファイター』(通称TUF)に出演中の修斗世界バンタム級王者・扇久保博正(パラエストラ松戸)が、9月7日(水・現地時間)に放送されたトーナメント初戦を一本勝ちで突破した。
扇久保は修斗で2007年フェザー級新人王、環太平洋フェザー級王座、世界フェザー級王座、世界バンタム級王座、VTJフライ級トーナメント優勝と数々のタイトルを獲得した実績の持ち主。極真空手をベースに持つが、寝技を得意としており、一本勝ちはほぼスリーパーホールドによるものだ。
TUFトーナメントの参加者ランキングでは16人中5位につける扇久保だが、トーナメント初戦の相手は12位のカジムロ・ズル(南アフリカ)。キックボクシングをバックボーンに持ち、デイナ・ホワイトUFC代表が「アイツのスタンディングは半端じゃない」と、あの元UFCミドル級王者アンデウソン・シウバを引き合いに出しながら語るほどの強打者であった。
そんなズルを相手に得意の寝技勝負に引き込んだ扇久保は、2Rに伝家の宝刀チョークスリーパーを極めて、一本勝ちを収めた。次戦の相手は4位ダマシオ・ページ(アメリカ)vs13位アダム・アントリン(同)の勝者となる。
今回のTUFはシーズン24を迎え、8月31日より米テレビ局FOX SPORTS 1にて放映されている。世界各国のMMA(総合格闘技)プロモーションで軽量級のチャンピオンベルトを持つ16名が参加しており、トーナメント優勝者にはUFCとの契約に加え、UFCフライ級王者デメトリアス・ジョンソンへの挑戦権が与えられる。
試合を終えた扇久保は「ここまで来て、敗者として帰国するなんてしたくありませんからね」とコメント。ビッグチャンス獲得に向けて一歩前進した。
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