【イノベーション】ダウン奪われた町田が逆転勝利で初防衛に成功
JAPAN KICKBOXING INNOVATION認定/岡山ジム主催
「Japan Kickboxing Innovation 認定 第3回岡山ジム主催興行」
2016年10月9日(日)岡山・倉敷山陽ハイツ体育館
▼第17試合 セントラルグループ presents WPMF世界スーパーフェザー級タイトルマッチ 3分5R
○町田 光(橋本道場/WPMF世界スーパーフェザー級王者)
判定3-0 ※48-47、48-46、48-47
●マープラローン・ソー・ブンヨンヨット(タイ/元ラジャダムナンスタジアム認定フライ級王者/挑戦者)
※町田が初防衛に成功。
町田は昨年9月20日に同所で獲得した世界タイトルの初防衛戦。その時と同じくワイクルー(試合前に戦いの神様に捧げる踊り)をオリジナルの空手型で行い、中国地方最大のビッグイベントのメインイベンターとして存在感を示す。
1R、マープラローンはゴングが鳴るやKO狙いのラフなパンチを振るい前に出てくる。ガードの上から叩きつけるような強打に町田が下がると、マープラローンは飛びヒザ蹴り気味に飛び込んで左ヒザをレバーに直撃させ、町田はもんどり打ってダウン。カウント7で試合を再開させたものの、続く強引な右ヒジ打ちにダウンをとられてもおかしくないダメージが見て取れる転倒。
2R、完全KOを狙って襲いかかるマープラローンに町田は左ボディーフック。これで動きが止まったマープラローンに町田は居合パンチ(居合い抜きの動作をパンチを打つ動作に取り入れたオリジナル技)の左フックから左ボディフックのコンビネーションを炸裂させ、低空で飛び込んでの右ヒザ蹴り「ガルーダ」も決める。
3R、マープラローンは首相撲に持ち込むが、町田は一切引けをとらずボディに細かくヒザを叩き込み、離れれば左ボディアッパーを強打。町田はローでもダメージを追加する。
4R、マープラローンが勝負に出て再び強打を振り回すが町田のガードは堅く、そのまま前進を続けてコーナーまで押し込み、ボディーを中心としながらコンビネーションパンチを叩きつける。棒立ちになってサンドバッグ状態となるマープラローン。
5R、町田は相手の左右ヒジ打ちを受け止めて、強烈にパンチや蹴りを返す。マープラローンは倒れずに最後まで立っていたが、町田が判定勝ち。強敵から世界王座を死守した。
町田はマイクを握るとむせび泣きながら、応援への感謝の言葉と共に「来年7月までにキックだけで生活が出来なければ引退する」と再表明し、「俺はキックが大好きで続けていきたい。どうか皆さんの力を貸してください」と深々と頭を下げた。
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▼第16試合 株式会社ミズケイ presents WPMF世界ライト級タイトルマッチ 3分5R
○キャプテンケン・ナルパイ(タイ/WPMF世界ライト級王者)
判定3-0 ※49-48、49-48、49-47
●翔・センチャイジム(センチャイムエタイジム/Muay Thai Open ライト級王者/挑戦者)
※キャプテンケンが防衛に成功。
キャプテンケンは2011年ムエタイMVP選手サムエーに勝利するなどの実績があるベテランで、35歳でありながらも現役ファイターとして活躍中。挑戦者の翔は今年7月29日、判定惜敗とはいえルンピニースタジアム認定スーパーライト級王者のチャムアトーン・ファイタームエタイを相手に接戦を演じた。
1Rはお互いほとんど動かずに様子見で終える。2Rからお互い手数を出し始めると、スピードとパワーは明らかに翔が上ながら、当たるのはキャプテンケンのジャブやストレート。
首相撲でも互角に競り合う翔だが、独特につかみどころのないキャプテンケンに攻めあぐねる時間が長い。
中盤から終盤にかけても大きなチャンスをつかむことなく、淡々と試合終了。ダメージが両者ともあまりないような不完全燃焼気味の試合でキャプテンケンが判定勝ちで防衛に成功した。
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