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【RISE】ベテラン一輝が直樹の連勝をストップ、メインは急遽中止に

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2017/01/28(土)UP

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RISEクリエーション
「RISE 115」
2017年1月28日(土)東京・後楽園ホール

直樹(右)と延長戦にもつれ込む激闘を繰り広げた一輝(左)

▼セミファイナル(第8試合) ライト級(-63kg) 3分3R延長1R
○一輝(いっき/OGUNI-GYM/NJKFスーパーライト級3位、元NJKFライト級王者)
延長R 判定2-0 ※10-9、10-10、10-9
●直樹(BRING IT ONパラエストラ葛西/同級3位)
※本戦の判定は三者とも29-29

 24歳の直樹は6連勝で、RISEライト級王座挑戦に最も近い位置にいると目されているホープ。対する一輝はNJKFで活躍する33歳のベテランファイターで、2010年にNJKFライト級王座を獲得した実績を持つ。RISE初参戦となった一昨年3月の第3代RISEライト級王座決定トーナメント1回戦では、元WMAF世界ウェルター級王者・水町浩にTKO負け。今大会が2度目の参戦。

 1R、直樹のジャブがカウンターで鋭くヒットし、一輝は早くもグラつく。直樹はパンチの連打でラッシュを仕掛け、右ヒザ蹴りも決まると一輝は嫌がる素振りを見せる。劣勢が続いた一輝だが、時折強い右のパンチを返す。

 2R、今度は一輝の右フックがクリーンヒットし、直樹はガクッとヒザを折る。直樹はボディへのヒザ蹴り連打で応戦するが、一輝の重い右のパンチが直樹の顔面を捉える。

 3Rになると直樹は徹底してボディへの攻撃。パンチ、ヒザ蹴りを突き刺していくが、一輝は構わず前へ出て攻める。残り1分で一輝が手数を増やして連打を繰り出し、盛り返して判定はドロー。

 延長戦へ突入すると直樹が右フックで一輝をグラつかせる。さらに右フック、左ヒザで畳み込もうとするが、一輝は左右のパンチを出しながら前へ出る。

 スタミナ切れが明らかな直樹に一輝が接近戦で右アッパー、右フックを決めて直樹を仰け反らせ、最後まで攻め込み一輝が判定勝ち。

 一輝はマイクを渡されると「喋れないです」と精根尽き果てた表情。息を整えると「2年前、RISEに出て負けてしまったのでそのリベンジが果たせてよかった。でも直樹選手はむちゃくちゃ強かったです。今まで経験した延長Rで一番きつかったです」と直樹を称える。

 そして、「リングに上がるのは毎回めちゃくちゃ怖いです。今日も朝からいつも通り怖かったです。(そんな自分を)応援してくれてありがとうございます。これからも頑張ります」と、まだまだ現役で頑張っていくと宣言し、大きな拍手を浴びた。


野辺(右)に得意のローを見舞う裕樹(左)

▼メインイベント(第9試合)エキシビションマッチ 3分2R
ー裕樹(ANCHOR GYM/RISEスーパーライト級王者)
勝敗なし
ー野辺広大(1-siam gym/RISEスーパーフェザー級王者)

 メインイベントで行われるはずだったRISEスーパーライト級タイトルマッチ、王者・裕樹vs挑戦者Hideki(team gloria)が、当日に中止になるというハプニングに見舞われた。

 Hidekiは前日、計量をパスしてタイトルマッチ調印式も済ませ、記者会見でタイトル奪取宣言もしていたのだが、深夜になってインフルエンザを発症。40度を超える高熱が出て、本人が試合出場を希望したため大会開始ぎりぎりまで様子が見られたが、最終的にドクターストップがかかった。

 急遽メインイベントのタイトルマッチが中止となったため、裕樹とRISEスーパーフェザー級王者・野辺によるスペシャルエキシビションマッチが組まれ、1Rこそレガース(スネに付ける防具)を着けてやったが、裕樹が「取ってやろうぜ」と提案。野辺もこれを受けて立ち、2Rはレガース無しで蹴り合いを展開した。

 エキシビションマッチを終えると、野辺は「前回、裕樹選手が僕に挑戦表明し、僕のベルトを返してくれ(裕樹が初代王者)と言ってきました。RISEの歴史を作ってきた選手が今になってなぜそんなことを言ってきたのか、じっくり考えました。裕樹選手がそう言ったのは僕にRISEを背負わせて大丈夫なのか、また、僕に伝えるものがあるからだと思ったので、僕はこの挑戦を受けます」と、裕樹の挑戦を受諾。「今年中に白黒つけましょう」とした。

 裕樹は試合が中止になったことの悔しさに涙を流した後、「野辺選手が今年中に白黒つけようと言ってくれて嬉しい。次は本気で打ち合いしましょう」と年内の対戦を誓い合った。

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