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【レベルス】ダウン応酬の大激闘で水落がV2

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2017/06/11(日)UP

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試合レポートと同時にアップする速報動画では、KOシーンはスーパースロー再生。

Def Fellow
「REBELS.51」
2017年6月11日(日)東京・後楽園ホール

中村(左)と壮絶な打ち合いを制した水落(右)

▼第11試合 メインイベント REBELS 65kg級タイトルマッチ REBELSルール 3分5R
〇水落洋祐(はまっこムエタイジム/REBELS 65kg級王者)
判定3-0 ※47-46、48-47、48-46
●中村広輝(赤雲會/LEGEND -63㎏級王者)
※水落が2度目の防衛に成功。

 水落が中村を挑戦者に迎えての2度目の防衛戦。両者は2015年7月のレベルスで初対決、中村が2Rに右フックのカウンターで失神KO勝ちしている。

 王者・水落はこれまでWPMF世界ライト級暫定王者、WBCムエタイ日本ライト級王者など合計5本のベルトを獲得してきたベテラン選手。REBELS 65kg級王座は2015年4月にUMAをKOして獲得、2016年1月に憂也と引き分けて初防衛に成功している。強打のパンチとヒジ打ちが得意。

 挑戦者・中村は沖縄古流の空手道を修練する赤雲會で一撃必殺の拳を作り上げ、KO狙いのスリリングな試合を身上とする。

 1R、水落は右ローを集中的に蹴り、中村は左右フックと右アッパーの強打を放つ。以後も強打で何度も水落を脅かす中村。水落は右ロー、右ミドルを蹴り続ける。

 2R、中村も右ローを蹴り始め、右ローの蹴り合いとなる。前へ出てパンチを打つ中村だが、水落は徹底して右ロー。終盤になると水落がワンツーをヒットさせ、右ローの連打で中村の動きが止まる場面も。

 3R、中村の左右フックがヒットした次の瞬間、水落が左フックを打ち返して中村がグラつく。水落はしつこく右ローを蹴り続け、中村は強打を水落に叩き付ける。

 水落のガードは固いが、中村のパンチがそれを突き破ることも。そしてついに、左フックからの右ストレートで水落がダウンする。

 4R、勝負に出た水落が左ボディブローからの連打で中村をコーナーへ追い詰める。中村もコーナーを背負って打ち返し、何度も打ち合いが展開される。中村は鼻血を噴き出す。

 ボディブローで動きが止まった中村へ、水落がラッシュを仕掛けて右フックでダウンを奪い返した。なおもラッシュで攻める水落に中村の身体が左右に揺れる。

 5Rが始まると同時に激しく打ち合う両者。水落がパンチの連打からローを蹴れば、中村が強烈なワンツーを返す。ボディ、右ローからパンチで攻める水落に中村は右ストレートを突き刺す。水落のボディブローからの連打で中村は後退。それでも中村は打ち返す。水落の右ロー、そして左右フックで棒立ちとなる中村だが倒れない。

 激しい打ち合いが繰り広げられた勝負は判定に持ち込まれ、水落が激闘を制した。

 水落はマイクを持つと、「2年前に中村選手に負けたんですが、今回勝てて、リベンジ出来て嬉しかったです」と勝利の喜びを語った。


炎出丸(右)から強打のパンチでダウンを奪ったKOUMA(左)

▼第10試合 セミファイナル REBELS-MUAYTHAI スーパーバンタム級王座決定戦 WPMFルール 3分5R 
〇KOUMA(WSRフェアテックス荒川/WPMF日本スーパーバンタム級王者)
TKO 3R 2分05秒 ※レフェリーストップ
●炎出丸(クロスポイント吉祥寺/元J-NETWORKスーパーバンタム級王者)
※KOUMAが新王座に就く。

 KOUMAは気持ちの強さを前面に出し、パンチとヒジで倒しに行くスタイル。7戦目で初黒星を喫して以降は6戦して5勝がKO勝ちと勢いに乗っている。また、今年2月にはミャンマーラウェイに初挑戦してフルラウンド戦い引き分けた。

 炎出丸は50戦を超える戦績を持つベテラン選手で、首相撲からのヒザ蹴りを武器に国内外の様々な選手を拳を交えてきた。3月大会では宮元啓介に敗れるも、あわや逆転かと思わせるほど最後まで追い詰めるしぶとさを発揮している。

 1R、ローの蹴り合いから始まり、KOUMAがジャブから右フック、左ボディブローからの右フックと強いパンチで前へ出る。炎出丸は首相撲に持ち込むが、なかなかヒザを蹴らせてもらえず、終盤には右ヒジを浴びて腰を落とす。

 2R、炎出丸に前Rで切られた両目の間のドクターチェックが入る。再開後、首相撲からのヒザ蹴りに持ち込む炎出丸だが、出血がひどくなり2度目のドクターチェック。

 再開後も思い切りフックを振り回すKOUMAに、組み付いてヒザ蹴りに持ち込む炎出丸。3度目のチェック後、KOUMAはパンチで襲い掛かる。

 3R、炎出丸の組み際にKOUMAが右フックを合わせてダウンを奪う。炎出丸は首相撲に持ち込むが、有効な打撃には結びつかない。最後はKOUMAが右フックを当てたところで、出血が止まらない炎出丸をレフェリーがストップ。KOUMAがTKO勝ちで新王座に就いた。

 KOUMAはマイクを持つと、「最後しっかりKOで決めたかったけれど、炎出丸君もベテランなので。凄く楽しかったです」と笑顔で試合を振り返った。

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